タンパク質の構造を基盤とした大腸菌DNA複製再開始機構の解明
Project/Area Number |
16J00266
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Structural biochemistry
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
藤山 紗希 九州大学, 薬学府, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2016-04-22 – 2018-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2016: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 複製再開始プライモソーム / タンパク質ーDNA複合体 / PrIB / DnaT / タンパク質間相互作用 |
Outline of Annual Research Achievements |
大腸菌におけるDNA複製再開始機構の一つであるPriA依存的複製再開始は、複数のタンパク質(PriA、PriB、DnaT)がDNA上で規律的に結合・解離する多段階の反応である。そのため、各段階で起こるタンパク質-DNA間、あるいはタンパク質-タンパク質間の相互作用を理解し、それらを繋ぎ合わせることで、複製再開始の全容を解明することが出来ると考えた。本申請ではその中の一つのタンパク質であり、複製装置であるDnaB-DnaC複合体の再導入に必要なDnaTの構造及び機能の解析を通して、DNA複製再開始機構のメカニズムを解明することを目的とした。本年度は、DnaTと複製再開始因子の一つであるPriBとの相互作用解析を行い、PriBにおいてDnaT結合部位に存在する幾つかのアミノ酸の相互作用における重要性を変異体解析およびNMR解析によって調べた。その結果から複製再開始における一本鎖DNAがPriBに結合し、複合体を形成した後、DnaTによってPriB-一本鎖DNAの複合体から一本鎖DNAが解離するモデルの構築を行った。その結果は、現在論文として投稿準備中である。また、DnaTのN末ドメインの機能であるオリゴマー形成を調べる為、幾つかの変異体を作成し、オリゴマー形成に重要な部位を同定した。この情報を利用し、未だ判明していないDnaTN末の立体構造決定に向けて、現在検討を行っている。これらの結果に関しては2件の国際学会を含め、6件の学会発表を行った。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)