Project/Area Number |
16J01084
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Philosophy/Ethics
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
小谷 弥生 大阪大学, 人間科学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2016-04-22 – 2018-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2017: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 哲学 / フランス哲学 / ドゥルーズ / 時間論 / 日本思想 / 能楽 / ドラマ / ニーチェ / 現代フランス哲学 / 芸術論 / 比較哲学 / 演劇 / 仮面 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度は本研究課題及び研究実施計画に沿って前年度の成果を踏まえ研究を重ねた結果、国際学会発表を含む研究成果を論文として仕上げる作業とともに、10月にはパリ大学特別招聘研究学生としてフランス国立図書館およびパリ大学を中心とした文献調査により有意義な研究・調査を実施することができた。研究の遂行については基本的に当初の研究計画に沿うものであったが、当初の年次計画において構想していた広義におけるドイツ哲学との受容・批判関係の解明を計画に関しては、ニーチェ哲学との関係性にたいする基礎研究が計画時の見通し以上に充実した成果を得たこと、また能楽という事例の新規性・独自性に対する評価をさらに展開させる可能性を模索する方途として計画を一部修正した。ドゥルーズのニーチェ受容及び超克のプログラムとしての主題に関しては、演劇的空間及びドラマ形式という概念、とりわけ「現実化運動としての演劇」の独自的意義を解明する研究作業に重点を置きつつ、ドゥルーズが構想する「哲学」におけるドラマの意義を明確化した。加えて日本哲学・思想のみならず文学を射程とした比較哲学的視座を発展させることで、引き続き能楽に着目しその独自性および先駆性に関する研究を遂行した。また本年度もパリ大学の特別招聘研究学生として文献調査及び専門研究の第一人者との意見交換や指導を基軸とし、世界水準において研究を推進することができた。本研究課題に対し、最終年度として一定の成果を研究実績として提出することができた。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)