集団内分散共分散行列による進化可能性と制約の解析:シクリッド採餌形態の比較研究
Project/Area Number |
16J03238
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Evolutionary biology
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Research Institution | The Graduate University for Advanced Studies |
Principal Investigator |
坪井 助仁 総合研究大学院大学, 先導科学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2016-04-22 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | アロメトリー / 系統種間比較 / 分子系統樹 / シカ / 脳サイズ / 量的遺伝学 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成28年度は集団内表現型遺伝子分散共分散行列(Pマトリクス、以下Pとする)を用いた本研究の理論的背景・歴史・具体的な活用方法等を当該分野の権威であるオスロ大学のThomas Hansen教授のもとで習熟することを目的に12ヶ月間全てをノルウェーのオスロ大学で過ごした。理論の習熟と並行し、最も単純なPである2形質のPの一例として体サイズとサイズ形質のP(アロメトリー)に焦点を当てた研究を開始した。研究対象には(1)脊椎動物の脳サイズ、(2)シカ科の角サイズを選定した。脳サイズについては博士課程修了後続けて旧指導教官と収集していた脊椎動物の脳サイズに関する膨大なデータ(4,000種以上にわたる約13,000個体の体サイズと脳サイズのデータ)が揃っていたためすぐに研究を開始できたこと、シカ科の角についてはHansen教授の指導する修士・博士課程学生のテーマが偶蹄類の種間比較研究であったため自身の研究の延長として学生の研究指導機会を得ると見込まれたことがそれぞれのテーマ選定の背景にあった。 具体的な研究内容として、主にシカ角のデータ収集、シカ科の分子系統樹作成、脳サイズのデータ解析を行った。シカ角は欧州各地とニューヨークの計6カ国の主要な自然史博物館にて調査を行い、絶滅種オオツノジカMegaloceros giganteusを含む35種310個体の角体積のデータを収集した。シカ科の分子系統樹はオスロ大に在籍する当該分野の専門家Michael Matschiner博士の協力を得てオオツノジカと主要な亜種を含む系70種・亜種の分子系統樹を作成した。脳サイズの解析についてはデータの整理を行い、関連分類群の分子系統樹を文献より入手して分析の準備を整えた。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Evolutionary associations between host traits and parasite load: insights from Lake Tanganyika cichlids2017
Author(s)
Hayward, A., M. Tsuboi, Owusu, C., Kotrschal, A., Buechel, D.S., Zidar, J., Cornwallis, C.K., Lovlie, H., and Kolm, N.
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Journal Title
Journal of Evolutionary Biology
Volume: 未定
Issue: 6
Pages: 1056-1067
DOI
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Peer Reviewed / Int'l Joint Research
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