Project/Area Number |
16J05362
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Information network
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
松尾 和哉 大阪大学, 情報科学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2016-04-22 – 2018-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2016: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | モバイルセンサネットワーク / データ収集 / トラヒック削減 / 境界線検出 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,モバイルセンサネットワークにおいて,センサデータを使用するアプリケーションを網羅的に想定し,各アプリケーションの要求を満たすために必要なセンサデータの収集に要するトラヒックを削減することを目的としている.今年度は,観測値が一定値以上を示す領域の境界線を要求するアプリケーションに焦点を当てている. 先行研究において,ある時刻における境界線を要求するアプリケーションを想定し,データの傍受を用いて境界線付近の端末を識別する手法を提案した.この手法ではまず,クエリをフラッディングすることで,各端末にアプリケーション要求を通知しつつ,各端末に自身の周囲に境界線が存在するかどうかを認識させる.その後,境界線の存在を認識した端末から順に,データを傍受しながら,そのデータを基に自身が境界線付近の端末であると判断した場合にのみデータを送信する. この従来手法を基に,本研究では,定期的に境界線を検出できる手法を提案した.この手法では,各端末における観測値の時間的変化の監視を用いて,境界線を跨いだと判断した端末のみがデータを送信し,それを受信した端末から順に,従来手法の境界線付近の端末の識別処理を行う.これにより,定期的にクエリをフラッディングすることなく,境界線を検出できる. これにより,トラヒックを削減できることを確認した. さらに,制限時間内に境界線を要求するアプリケーションを想定し,従来手法を基に,制限時間内に収集しきれないデータの数を可能な限り減らす手法を提案する.この手法では,まず境界線付近の端末を等間隔にサンプリングし,サンプリングされた端末のみがデータを送信するように制御する.送信されたデータを傍受した他の端末は,受信したデータから部分的に推定した境界線を基に,収集するデータの追加や除外を行う. これにより,無駄なトラヒックを削減できることを確認した.
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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