Project/Area Number |
16J08165
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Sports science (A)
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
佐渡 夏紀 東京大学, 総合文化研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2016-04-22 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 体幹 / 骨盤 / 全力疾走 / 片脚跳躍 / バイオメカニクス / 腰仙関節 / 3次元分析 / 位置エネルギー / 水平エネルギー / 力学的エネルギー / 走 / 跳 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、走・跳を対象にヒトが移動運動を遂行する上での体幹の力学的役割の解明を目的とした。当該年度は当初予定していた跳躍における「曲線助走の利用の影響」に加え,「方向転換動作」に関する研究を行った。 跳躍研究では、曲線助走は直線助走からの跳躍と同様の踏切中の力発揮でより高く跳ぶことを可能にすることが明らかになった。新たに追加した方向転換動作の研究では、側方への速度を獲得する機序を検討し、そのために必要な骨盤の動作制御が検討された。特に、「方向転換中、骨盤の水平位を保持するために下肢の力発揮は貢献せず、腰仙関節トルクのみが貢献する」という知見は、歩行や直進走で得られてきた定説だけでは骨盤の制御を全て説明できないことを示す重要な知見であった。 これまでの全ての成果を踏まえると移動運動に共通する体幹の役割を下記のようにまとめられた。 ・矢状面では、股関節伸展に拮抗した腰部伸展の力発揮をすることで骨盤を固定し,股関節伸展筋群が生み出した力学的エネルギーを大腿の回転に作用させる。 ・前額面では、腰部側屈の力発揮は股関節外転と相補的に骨盤の動作を制御し、片脚支持期の骨盤の下制を抑制する。この作用を強めることで遊脚側をむしろ挙上させると重心高が上昇する。動作中の重心高の必要性に応じて、重心高の調節機構の一端を担う。 ・横断面では、全力疾走や方向転換のように素早い次のステップが必要な動作では、足の離地に先行して骨盤を回旋させ、下肢の回復動作を先導する。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(17 results)