糖尿病患者の肺機能障害発症リスク及び予防因子の解明:前向き研究
Project/Area Number |
16J08351
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Applied health science (A)
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
園田 奈央 大阪大学, 医学系研究科, 特別研究員(DC1)
|
Project Period (FY) |
2016-04-22 – 2019-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
|
Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2018: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2017: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2016: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | 糖尿病 / 肺機能 / 拘束性肺機能障害 / 要因 / 人間ドック |
Outline of Annual Research Achievements |
糖尿病者の肺機能障害に関連する要因について、血糖管理状況に着眼した。加えて、先行研究の文献レビュー等から、修正可能な生活習慣関連因子である腹部肥満、喫煙に着眼し検討を行った。本研究では、2008年4月から2014年3月までに、1日または1泊2日の人間ドックを初回受診した40歳から69歳の糖尿病者1,178名のうち、CT等で肺機能障害の指摘がない等の選択基準に適合した1,035名を解析対象者とした。肺機能障害は%肺活量80%未満を拘束性肺機能障害、一秒率0.7未満を閉塞性肺機能障害と定義した。 (1)血糖管理状況 血糖管理の指標にはHbA1cを用いた。多変量解析の結果、HbA1c値6.0%未満の者に比べて8.0%以上の者で約2.8倍、拘束性肺機能障害ありのリスクが高かった[オッズ比(95%信頼区間);2.82(1.02-7.79)]。一方、血糖管理レベルは閉塞性肺機能障害には関連していなかった。 (2)生活習慣関連因子:腹部肥満・喫煙状況 腹部肥満は、男性90 cm以上、女性80 cm以上と定義した。腹部肥満ありの者は466名(45.0%)であった。多変量解析の結果、腹部肥満ありの者は腹部肥満なしの者に比べて拘束性肺機能障害のリスクが約1.7倍高かった[オッズ比(95%信頼区間);1.68(1.03-2.74)]。一方、腹部肥満は閉塞性肺機能障害に関連していなかった。喫煙状況に関しては、本研究では非喫煙者は408名(39.4%)、禁煙者は358名(34.6%)、喫煙者は269名(26.0%)であった。多変量解析の結果、喫煙状況は拘束性肺機能障害に関連していなかった。一方、喫煙者は約4.2倍、禁煙者は約2.6倍、閉塞性肺機能障害のリスクが高かった[非喫煙者を基準としたオッズ比(95%信頼区間);喫煙者4.21(1.67-10.58)、禁煙者2.61(1.06-6.42)]。
|
Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(3 results)
Research Products
(5 results)