廃炉措置における二光子放出型核種の動的放射線イメージングシステムの開発
Project/Area Number |
16J09909
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Nuclear engineering
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
吉原 有里 東京大学, 工学系研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2016-04-22 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2018: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2017: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2016: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 廃止措置 / 福島第一原子力発電所 / ガンマ線イメージング / コンプトンカメラ / 二光子同時放出核種 / 動的放射線イメージング法 / 二光子同時計測ガンマ線イメージング法 / 電子トラッキングコンプトンカメラ |
Outline of Annual Research Achievements |
三年目にあたる本年度は、これまでの研究過程で得られた要素技術を組み合わせて、二光子放出核種のための放射線イメージングシステムを構築し、現場に導入することを目標とした。 二年目の研究過程で生じた温度補償の必要性、エネルギー分解能の改善、再構成手法の高度化が課題に対して、温度補償については実装した温度保証回路のパラメータを最適化し、環境温度に対する測定データの安定化を達成することができた。画像再構成についてはソフトウエア部分での検討を重ねた結果、移動体へ乗せた状態でのFBPやMLEMは移動方法などに依存するため実装せず、代わりにコンプトンコーンへの重みのかけ方を工夫することにより、より広い測定場面において良好な再構成画像が得られるようになった。また、再構成の描写タイミングを変更することで、7 kcpsの線量率環境下において再構成画像のリアルタイム表示における再構成処理による遅延寄与を0.1秒程度に抑えることができ、ソフトウェアの大幅な改善を図ることができた。 現場への導入については、共同研究などの関係上、本年度内での実現が難しかったため、現場でのデータをもとにした検出器の再検討を行うことはできなかった。しかし共同研究先との議論を通じて、検出器上の課題や検出器の応用方法について検討することができ、将来的に機会さえあれば現場への導入が可能である段階まで持っていくことができたと考える。また、予定していた通り、本年度は二年目の研究成果の投稿・採択が決まり、かつ開発したシステムに関する性能評価結果に関して国際学会で発表を行い、研究成果についても情報発信することができた。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(13 results)