Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2018: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2016: ¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
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Outline of Annual Research Achievements |
子どもの体力の向上のために、休み時間を活用した運動の取組の成果が報告されている。しかし、これらの取組によってどの位の身体活動量があったのかについて明確にされていない。そこで本研究では、毎朝25分間、自由参加で行われている朝の運動遊び(以後、「運動遊び」)によって得られる身体活動量を把握し、そこへの参加と1日の推奨身体活動時間の達成率との関連を明らかにすることを目的とした。研究対象はN市立A小学校4~6年生児童のうち、同意が得られ平日連続5日間の測定日のうち3日間以上測定されている228人を対象とした。また運動遊びの実施頻度は質問紙法によって把握し、「高頻度群」(ほぼ毎日参加)、「中頻度群」(2~3日/週参加)、「低頻度群」(ほとんど参加なし)の3群とした。 その結果、運動遊び実施頻度別に始業前(運動遊び実施時間帯)の身体活動量を比較したところ、歩数は高頻度群1,963歩、中頻度群1,460歩、低頻度群928歩、LC4-9時間は9.2分、6.1分、3.8となり、LC7-9時間も実施頻度が高い群で身体活動量が多くなった。また業間休み、昼休みも運動遊びへの参加頻度と身体活動量の間に有意差が見られた。 また1日の生活時間帯別の身体活動量を頻度との関連を比較したところ、放課後は頻度との間に有意差は認められなかった。これは、冬季間のため屋外での身体活動が制限されたことが影響したと考えられる。しかしそれ以外の時間帯では有意差が認められた。 さらに運動実施頻度別に今日推奨されている身体活動時間60分を達成するための目標歩数をLC3-9(生活活動まで含めた指標)とLC4-9(中強度以上の指標)の2つの強度を用いて指標化を行った。その結果、朝運動実施頻度に関わらず目標歩数はLC3-9が12,300歩、LC4-9は15,300歩となり、その達成率は運動遊びの頻度が高い群ほど高くなっていた。
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