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個別化医療への応用を目指したインターフェロンγの腫瘍細胞増殖抑制効果に関する研究

Research Project

Project/Area Number 16K08692
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Research Field Human pathology
Research InstitutionYamaguchi University

Principal Investigator

近藤 智子 (古屋智子)  山口大学, 大学院医学系研究科, 講師 (30379979)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2020-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2018)
Budget Amount *help
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2016: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Keywords細胞増殖 / インターフェロンγ / イメージサイトメトリー / 乳癌 / イメージサイトメーター / トリプルネガティブ乳癌 / FISH / 個別化医療
Outline of Annual Research Achievements

トリプルネガティブ乳癌(Triple negative breast cancer, TNBC)における有効な治療法開発を目指し、先行研究においてTNBC乳癌に対してインターフェロンγが直接的な細胞増殖抑制効果を示すことが確認されていたが、本研究では①細胞増殖抑制のメカニズムを明らかにすること、②乳癌以外の細胞におけるインターフェロンγの細胞増殖に対する影響を評価すること、および③インターフェロンγによる直接的細胞増殖抑制効果が期待できる腫瘍(細胞)を判別するためのマーカーを明らかにすることを目的としている。
平成29年度の研究により当初考えていた培養細胞における12q15のコピー数の変化とインターフェロンγに対する感受性の有無には関連性が認められず、マーカーになり得ないことが判明したため、平成30年度は感受性を識別するためのマーカーの決定を最優先に研究を進めることとした。同時に乳癌以外の癌腫におけるインターフェロンγの効果の検討も行った。マーカー検索については、インターフェロンγが関与するシグナル伝達系物質から1つずつ検討を行っているが有力な候補分子は見つかっていない。また同時進行で行っている乳癌以外の培養細胞における検討では、インターフェロンγの濃度、観察期間(培養期間)などの実験条件の設定に時間がかかりまとまったデータを得るに至らなかった。
平成31年度(令和元年度)は複数の癌腫におけるインターフェロンγの影響についてのデータを得て、マーカー決定までには至らなくとも、候補分子を列挙するところまでは成果を出したいと考えている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

インターフェロンγに対する感受性の有無を判断できるマーカーが当初予想していた12q15のDNAコピー数の異常ではなかったため、インターフェロンγのレセプターといったインターフェロンγが関与するシグナル伝達系分子を1つ1つ調べていっているが、まだマーカー候補分子の目途も立っていないこと、および複数の癌腫での検討も実験条件設定に時間がかかり十分なデータを得ることができず、当初の実験計画に遅れが出ている。

Strategy for Future Research Activity

インターフェロンγが細胞増殖抑制効果を示す細胞を識別するマーカーの探索については、インターフェロンγが関与するシグナル伝達系分子を1つ1つ検討していくとともに、もう一度文献をあたり別の角度からアプローチできないかを早急に検討する必要があると考えている。乳癌以外の腫瘍由来培養細胞については実験系が定まったものから順次データを取得していく予定である。

Report

(3 results)
  • 2018 Research-status Report
  • 2017 Research-status Report
  • 2016 Research-status Report

Research Products

(1 results)

All 2016

All Presentation

  • [Presentation] 病理組織の分子細胞遺伝学的解析によるゲノム変化と病態との関連について2016

    • Author(s)
      古屋 智子
    • Organizer
      第105回日本病理学会
    • Place of Presentation
      仙台国際センター(宮城県・仙台市)
    • Year and Date
      2016-05-12
    • Related Report
      2016 Research-status Report

URL: 

Published: 2016-04-21   Modified: 2019-12-27  

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