家政学の社会貢献に関する研究-アメリカ家政学の実態調査-
Project/Area Number |
17630012
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
General human life sciences
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Research Institution | Kagoshima Prefectural College |
Principal Investigator |
倉元 綾子 鹿児島県立短期大学, 生活科学科, 助教授 (20225254)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 厚子 名古屋女子大学, 家政学部, 講師 (10351008)
鈴木 真由子 大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (60241197)
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Project Period (FY) |
2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
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Keywords | 家政学 / 社会貢献 / アメリカ合衆国 / 家族・消費者科学 / 家政教育 |
Research Abstract |
日本の家政学に強い影響を与えてきたアメリカ家政学の社会貢献の実態を調査し、今後の調査の設計準備を行った。 平成17年8月、ワイオミング大学ヴィンセンティ教授(2003-2004年アメリカ家族・消費者科学会会長)を招聘し、「家政学の社会貢献を強化するために私たちは何をするべきか」と題して講演会を開催し、研究交流を行った。教授は、アメリカ家政学が直面している課題を示した後、家政学における内的な課題である「家政学とは何か」の概念化を検討した。技術的概念化、解釈的概念化、解放のための概念化の特徴を示した。最後に、家政学が有効な社会貢献を行うためには、矛盾した概念化の解決、家政学がどうあるべきかについての合意がなければならないこと、そのためには、理論学習、歴史的文献、現代的文献の解釈や、家政学の内部での幅広い対話が重要であることを指摘した。 平成17年6月に開催されたアメリカ家族・消費者科学会に出席し、本研究に関連する資料を収集した。初等・中等教育、高等教育、企業などにおいて、会員が学会を中心に活発に社会貢献活動をしていることを明らかにした。 平成15年に実施した日本「家政学の社会貢献」調査を精査した。その結果、「家政学原論」学習が、家政学者に家政学に関する基礎的知識を提供すること、家政学者としてのアイデンティティ確立に関与すること、社会貢献意識に影響することを明らかにした。 以上をもとに、アメリカ合衆国における家政学の社会貢献に関する調査の設計を準備した。ヴィンセンティ教授から、社会貢献活動が家政学の存在意義をどのように高めているかに焦点を当てること、政策への影響など予測される結果をもとに項目を設定することなどの助言を得た。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)