Project/Area Number |
17730431
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Experimental psychology
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
乾 賢 Osaka University, 人間科学研究科, 助教 (40324735)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 味覚 / 学習 / 嗜好性 / 脳内報酬系 / 味覚嫌悪学習 / 腹側淡蒼球 / GABA |
Research Abstract |
飲食物の摂取後に下痢や嘔吐を経験すると、その飲食物の味を嫌うようになる。これを味覚嫌悪学習(conditioned taste aversion, CTA)という。この学習は味刺激を条件刺激(conditioned stimulus, CS)、内臓不快感を無条件刺激(unconditioned stimulus,US)とする連合学習である。CTAの脳内メカニズムは十分に解明されていない。近年、脳内報酬系といわれる神経系が味覚嗜好性(味のおいしさ・まずさ)に関与することが明らかになりつつある。そこで本研究では脳内報酬系の一部位である腹側淡蒼球のCTAにおける役割について検討した。平成18年度までに、サッカリン溶液(甘味)に対するCTAを獲得させたラットの腹側淡蒼球にGABAA受容体阻害薬であるbicucullineを局所注入すると、CSに対する嗜好性が嫌悪性から嗜好性へと変化し(味覚反応性テスト)、CSの摂取量が増加する(一ビン法)ことを明らかにした。そこで今年度は、動物が生得的に嫌う苦味(キニーネ溶液)をCSとして同様の手続きで実験を行った。その結果、腹側淡蒼球へのbicucullineの局所注入は苦味CSに対する嫌悪に影響を及ぼさなかった。したがって、腹側淡蒼球のGABA系はCTAの獲得による「好き」から「嫌い」への嗜好性の変化に関与するが、「嫌い」から「非常に嫌い」という変化には関与しないことが明らかとなった。
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Report
(3 results)
Research Products
(9 results)