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ラット皮膚におけるアセチルコリン作動性神経の解析

Research Project

Project/Area Number 17790775
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Dermatology
Research InstitutionKyoto Prefectural University of Medicine

Principal Investigator

花田 圭司  京都府立医科大学, 医学研究科, 助手 (80398396)

Project Period (FY) 2005 – 2006
Project Status Completed (Fiscal Year 2006)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywordsアセチルコリン / コリンアセチル基転移酵素 / エクリン汗腺 / 交感神経 / 副交感神経 / 知覚神経
Research Abstract

通常、交感神経の節後神経軸策終末から放出される神経伝達物質はノルアドレナリンである。しかし、エクリン汗腺における汗の分泌活動はアセチルコリン作動性の交感神経が興奮することによっておこるとされているざところが、エクリン汗腺周囲に存在するはずのアセチルコリン作動性交感神経を、従来のコリンアセチル基転移酵素(ChAT)に対する抗体を用いた免疫染色をおこなっても確認することは困難であった。そこで、我々は、新たに発見された末梢型コリンアセチル基転移酵素(pChAT)に対する抗体を用いて免疫染色をおこなうことにより、ラットのエクリン汗腺周囲におけるアセチルコリン作動性神経の存在を証明した。同時に、チロシン水酸化酵素、小胞性アセチルコリントランスポーターに対する免疫染色、アセチルコリンエステラーゼ染色をおこない、pChAT陽性神経との比較をおこなった。さらに、腹腔内の交感神経幹を切断したラットを用いて免疫染色をおこない、エクリン汗腺周囲のアセチルコリン作動性神経が交感神経節由来であることを証明した。また、pChAT陽性神経がエクリン汗腺以外にも、真皮の血管壁、毛包周囲、真皮乳頭、後根神経節などにも存在することをみいだした。このことは今後、未知の部分が多い「皮膚における副交感神経の存在」や「知覚神経におけるアセチルコリンの関与」に対する研究をおこなうにあたり、非常に有意義なことであると考える。本内容に関しては、第67回Annual meeting of the Society for Investigative Dematologyにて発表した。

Report

(2 results)
  • 2006 Annual Research Report
  • 2005 Annual Research Report

URL: 

Published: 2005-04-01   Modified: 2016-04-21  

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