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肺胞II型細胞とKGFによる肺気腫治療の実験的試み

Research Project

Project/Area Number 17790948
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Thoracic surgery
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

吉田 卓弘  徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 医員 (00380105)

Project Period (FY) 2005 – 2006
Project Status Completed (Fiscal Year 2006)
Budget Amount *help
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2005: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywords肺気腫 / pallid mice / 耐運動能 / 運動能評価 / 呼吸機能評価
Research Abstract

我々がモデルとして注目している,pallid miceはbackcrossを繰り返すことによりC57BL/6J miceのbackgroundを獲得させたマウスである.このマウスでは、codon69の遺伝子変異によるpallidin蛋白の異常から血清alpha-l-ATの低下をきたすことにより血清中EICの低下が引き起こされ,肺気腫を発症する.この血清alpha-l-ATの濃度は類遺伝子型のC57BL/6J miceの約40%,同種異型のNMRIやBALB/cマウスの約50%の濃度であることが報告されている.Pallid miceの肺気腫はこれまで形態学的な評価を中心に検討されてきた.しかし,この肺気腫モデルの評価のためには肺機能と運動能力の評価を確立することが重要であり,治療効果の検討にも用いることができると考え,まずトレッドミルでの運動能力の解析に着手した.
オスのC57BL/6Jマウスとオスのpallidマウスの3,6,12,15ヶ月齢を使用.トレッドミル(type LE8709;Panlab s.l., Barcelona, Cornella, Spain)は32.0×4.8cmのdouble-lane treadmillにて,リアから5.5cmの範囲にショックグリッドがついており,0.2mAの電流を流して刺激し,10度の傾斜をつけて施行した.マウスはすべて体重を測定した後,Distance(m)(走行距離),Time Shock(秒)(刺激を受けた時間)とNumber Shock(回)(刺激を受けた回数)が測定された。pilot studyにて検討した結果,周囲環境に慣らすため,2分走行後,5分間,30cm/sの速さにて走行.3分休憩後,さらに5分走行さす方法をとった.
結果:PallidマウスのDistanceは6ヶ月齢から低下しはじめ,6,12,15ヶ月齢にて,C57BL/6Jマウスと比較して有意に低値を示した。Time Shock, Number Shockの値も同様に6,12,15ヶ月齢にてC57BL/6Jマウスと比較して有意に低値を示した。これは、Pallidマウスの現在まで報告されている組織学的な肺気腫の出現時期である12ヶ月齢よりも早期より耐運動能に低下が出現しはじめることを推察されるものであり,肺気腫モデルの評価の一つとして引用できる可能性を持つと考えている.
さらに呼吸機能検査を踏まえ検討の予定である.

Report

(2 results)
  • 2006 Annual Research Report
  • 2005 Annual Research Report

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Published: 2005-04-01   Modified: 2016-04-21  

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