Project/Area Number |
17F15762
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Evolutionary biology
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
立田 晴記 琉球大学, 農学部, 教授 (50370268)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
GRZYWACZ BEATA 琉球大学, 農学部, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2017-04-26 – 2018-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | フキバッタ / 染色体 / 生殖隔離 / FISH / Wolbachia / 系統 / ミトコンドリア |
Outline of Annual Research Achievements |
2017年度は研究用標本の追加採集,核型分析,およびミトコンドリア・核遺伝子の塩基配列分析,系統樹構築,論文執筆をおこなった.まず標本採集については,7月下旬から8月初旬にかけて,北海道東部,中央部に分布するサッポロフキバッタ成虫を複数個体群から採集した.特に染色体の分析をおこなうため,異なる核型(通常型と転座・逆位型)を持つ地域を予め選定しておき,集中的に採集をおこなった.また昨年度までに得られた標本をあわせ,Yao et al. (1996)で開発されたマイクロサテライト遺伝子(6遺伝子)の遺伝子型の判読を実施した.論文に記載されている条件で標的遺伝子を蛍光プライマーを使って増幅後,電気泳動にて増幅チェックをおこなった.その後キャピラリー式DNAアナライザーを用いて増幅産物の長さを判定し,対立遺伝子データを取得した.得られたデータについては景観遺伝学・集団遺伝学的解析を進めている.また日本産フキバッタ族昆虫で,これまで核型に関する情報が全く得られていない種を対象に,蛍光in situハイブリダイゼーションよる特異的塩基配列の検出,バンド染色法による染色体の比較観察をおこない,論文にまとめて専門誌に投稿した.論文は受理され,オンライン出版された(Grzywacz et al. 2018 業績欄を参照).ミトコンドリアと核遺伝子の分析については追加採集された標本を対象に複数遺伝子座について増幅をおこない,塩基配列を解読,比較した.また形態形質の進化についても論じるため,外部形態と生殖器の形質状態をスコアリングし,作成される分子系統樹とあわせて分析する準備を進めた.またWolbachiaの感染については,専門家と一緒に感染有無の確認をおこなった.
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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