カロジェロ・モーザー・サザランド模型の可積分な拡張に関連する特殊函数の研究
Project/Area Number |
17F17768
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Basic analysis
|
Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
野海 正俊 神戸大学, 理学研究科, 教授 (80164672)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ATAI FARROKH 神戸大学, 理学研究科, 外国人特別研究員
|
Project Period (FY) |
2017-11-10 – 2020-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2019)
|
Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2019: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2017: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
|
Keywords | Calogero-Sutherland 模型 / 非定常 Heun 方程式 / 超 Jack 多項式 / 核函数関係式 / 量子可積分系 / 変形Calogero-Sutherland模型 / Heun 方程式 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,Calogero-Sutherland-Moser 模型(以下 CMS 模型と略す)に関連して,「(a) 楕円 CMS 模型とその相対論的拡張の解の構成問題」及び「(b) 相互作用する 2 グループの粒子系に拡張した変形 CMS 模型とその相対論的拡張」を中心的な課題として研究を行なった. (a)に関しては,(a1) 1 変数の楕円 CMS 模型 (BC 型) を記述する Heun の微分方程式に関して,非定常型 Heun 方程式を考察し, その級数解を明示的に構成したこと,(a2) 多変数の楕円 CMS 模型の非定常型への拡張を考察し, 核函数関係式と積分変換の方法により, 厳密解を構成したこと, (a3) 楕円差分版の CMS 模型である Ruijsenaars-van Diejen 模型の 6 パラメータ族に対して, 核函数関係式と積分変換によって, 新しい特殊解のクラスを構成したこと,が主な成果である.(a1), (a2) に関してはすでに論文,プレプリントとして公表しており,(a3)に関しては論文を準備中である. (b) に関しては,(b1) 三角函数を係数とする変形 CMS 模型の固有函数系として現れる超 Jack 多項式ついて, 共形場理論的な解釈と直交関係式を確立したこと,(b2) 三角・差分版の変形 CMS 模型を考察し, 固有函数系を記述する超 Macdonald 多項式して, 直交 関係式を確立したこと,(b3) 楕円差分版の変形 CMS 模型に関して,新しい核函数恒等式を得たこと,が主な成果である.(b1), (b3) に関しては論文,プレプリントとして公表しており,(b2) に関しては論文を準備中である.
|
Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(3 results)
Research Products
(8 results)