パフォーマンス評価の信頼性を高める評価研修に関する研究
Project/Area Number |
17H00047
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教育学・教育社会学
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
浦郷 淳 佐賀大学, 教育学部附属小学校, 教諭
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Project Period (FY) |
2017
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥520,000 (Direct Cost: ¥520,000)
Fiscal Year 2017: ¥520,000 (Direct Cost: ¥520,000)
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Keywords | パフォーマンス評価 / グループ・モデレーション / 鑑識眼 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、パフォーマンス評価(Performance assessment)の信頼性を高めるための研修方法を開発することである。パフォーマンス評価の信頼性を高めるとは、パフォーマンス課題の成果物に対し、ルーブリックを用いて評価を行う際の評価者の鑑識眼を高めるということである。 本研究では、評価資料として、算数科の単元におけるパフォーマンス課題の成果物を用い、研修方法としてグループ・モデレーションの手法を採用する。そして、その研修の具体的な手順や内容を明らかにし、研修方法として開発することとした。 本研究では、まず第1に、本研究の研修方法に際して採用する「グループ・モデレーション法」についての検討を行った。研究代表者の先行研究としてもつ総合的な学習の時間における「グループ・モデレーション法」の成果と課題を整理し、本研究で対象とする算数科の単元におけるパフォーマンス評価や研修にどのような形で活用できるかをまとめ, 所属学会で発表を行った。 第2に、算数科における授業において、現行の評価規準をもとにしたルーブリック及びパフォーマンス課題を構想し、実践を行った。 第3に、児童が作成したパフォーマンス課題の成果物に対して、事前に作成しておいたルーブリックをもとに評価を行った。 第4に、児童が作成したパフォーマンス課題の成果物を評価資料に、研究代表者の先行研究をもとにした、グループ・モデレーションを用いた研修を実施した。研修の中では、経験年数や年齢等も加味した上で、その成果物について検討を行うとともに、研修方法として短時間でより効果のおおきなものになるように改善を図ってきた。 以上の点を整理し、評価研修の具体を明らかにすることができた。それらの知見については、所属学会で発表することで、更なる知見の獲得、発信を行った。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)