サイエンスアドベンチャー型教材の開発と実践に関する研究
Project/Area Number |
17H00059
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教育学・教育社会学
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
藤澤 隆次 千葉大学, 教育学部附属中学校, 教諭
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Project Period (FY) |
2017
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥520,000 (Direct Cost: ¥520,000)
Fiscal Year 2017: ¥520,000 (Direct Cost: ¥520,000)
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Keywords | 情報活用能力 / 教科横断的 / 地下水 |
Outline of Annual Research Achievements |
中学校で平成33年度から全面実施となる次期学習指導要領には、学習の基盤となる資質・能力として情報活用能力が位置づけられており、様々な教科で横断的に育成していくためのカリキュラム開発が求められている。本研究では、次の3点を目的とした教材の開発を行った。 (1)米国のサイエンスアドベンチャー型教材の調査・分析と日本型への最適化 (2)開発したサイエンスアドベンチャー型教材の中学校現場での応用 (3)情報および情報手段を主体的に選択し、活用してくための個人の基礎的資質の育成 これらの目的を満たすため、米国科学教育プログラムSEPUP(Science Education for Public Understanding Program)の中の「フルーツヴェール物語(Ground Water Contamination : Trouble in Fruitvale)」を参考にして教材を開発した。授業実践は中学2年生の選択理科受講者20名を対象に行った。 身近な題材で、かつ現行の学習指導要領で扱っていない「地下水」をテーマとしたストーリー性のある教材の開発を行った。生徒が問題解決に必要な情報を主体的に収集・判断・表現できるように工夫した教材を開発した結果、設定した課題に対して、情報活用の実践力を育成できた。 教科の系統性などを考慮すると、米国仕様の教材をそのまま利用することは難しい。したがって、これらの教材・プログラムをそのまま使うのではなく、教科横断的なカリキュラムマネジメントを行っていく必要がある。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)