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英語ディスカッション活動における高校生の談話スタイルの特徴とその課題

Research Project

Project/Area Number 17H00085
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 教科教育学Ⅰ(文科系)A
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

川野 泰崇  広島大学, 附属福山高等学校, 教諭

Project Period (FY) 2017
Project Status Completed (Fiscal Year 2017)
Budget Amount *help
¥320,000 (Direct Cost: ¥320,000)
Fiscal Year 2017: ¥320,000 (Direct Cost: ¥320,000)
Keywordsディスカッション / 談話スタイル / やりとり
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は, 高校生の英語ディスカッション活動中にみられる談話スタイルの特徴を究明することである。
ディスカッションは, 1グループ5~6名で時事問題について解決策について論じあうスタイルで約25分間話し合わせた。参加者は, 英検準2級~2級レベルの日本人高校生と, 国籍の異なる英語を母語としない外国人留学生である。高校生同士のやりとりと, 外国人留学生を交えたやりとりを分析対象とし, 発話を録音した。発話データは文字起しした後に, ターン・テイキング, 明確化要請および確認チェック, 質問, 沈黙, 途中介入, 相づち, 肯定的フィードバック, 否定的フィードバック, 意見, 理由づけ, 自己開示, 提案の計10項目の出現頻度をカウントし, 高校生同士の場合と外国人留学生を交えた場合とで比較分析をした結果, 高校生のディスカッション時に見られるやりとりとして, 以下の傾向が課題として判明した。
①グループ全体に質問が向けられた場合, お互いターンを譲りあおうとして長い沈黙が生じる。
②平叙文でターンが終了した場合, ターン終了の合図がわからないため沈黙が生じる。
③個人指名で質問をされた場合は, 発言が消極的な生徒でも発言する。
④理由づけが不十分なまま意見や主観評価のみ発言しターンを放棄する。
⑤発言途中の介入がほとんどなく, 相手の発言ターンが終了するまで待つことが多い。
⑥相手の発言内容が理解できていなくても明確化要請または確認チェックを行おうとしない。
⑦高校生同士の場合, 相手の発言に対して肯定的フィードバックよりも否定的フィードバックの方がはるかに多いため, 発言しにくい雰囲気が生まれる。
⑧高校生同士であれば積極的に発言できた生徒でも, 留学生を相手にすると, 相手を尊重しようと一方的な聞き手役に立ち回り, 個人指名で質問をされた場合にしか発言しなくなるため, ターン数が著しく減少する。
⑨留学生と比べて, 相づちの頻度・種類ともに少ない。

Report

(1 results)
  • 2017 Annual Research Report

URL: 

Published: 2017-04-28   Modified: 2018-12-20  

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