即興型スピーチとライティングを組み合わせた双方向的教材開発に関する研究
Project/Area Number |
17H00087
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教科教育学Ⅰ(文科系)A
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Research Institution | Osaka Kyoiku University |
Principal Investigator |
木村 由紀 大阪教育大学, 附属平野中学校, 教諭
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Project Period (FY) |
2017
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥480,000 (Direct Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2017: ¥480,000 (Direct Cost: ¥480,000)
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Keywords | 英語教育 / ライティングとスピーキング / 統合的学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
コミュニケーションツールとしての英語力育成を目標に、特に英語の即興力を伸ばす研究を進めた。本年度は研究3年目で、帯学習としてペアチャット(即興力育成)やスピーチ(テーマに沿ってまとまりのある英文を書く)を各学期に数回継続して行った。その積み重ねにより、6月と2月に準備型ディベートを行い、2月にはある程度の形に到達することができた。立論の部分ではデータ等を用い、論理的に話す子どもが多かったことから、自分の意見を論理的に書く力が高まったといえる。ただ、質問や反駁の部分ではまだ課題が見られる場面もあった。スピーチ、またはディベートの立論に向けた原稿を書く場面において、話すために書くという統合的な目的意識を持たせることにより、相手に伝わりやすい構成や語彙を使って書く力が高まったように思われる。子どもたちの5段階の意識調査で2・3年時を比較すると、ライティングに関して5が3%のまま、4が26%から30%へ、3が35%から41%へ、2が22%から17%へ、1が14%から9%へと推移した。またGTEC(116名受験)ライティングの結果では2・3年生時との比較では、グレード2が12%から0%へ、グレード3は58%から3%へ、グレード4が30%から97%へと推移した。ライティングに関しては、生徒の意識と資格試験の結果ともに順調に伸びたということができる。 スピーキングに関してはアンケート項目の各段階において前年度とほぼ同じ結果にとどまった。一方向的なスピーキング活動(スピーチなど)においては資料やデータを用いて論理的に話すことができる子どもが大半となったが、上記の通り、即興力が求められる場面においては課題が残った面もあった。今後のスピーキング活動において、使用場面の詳細な設定をしたり、使用する語彙や表現などの条件を付けたりするなどのことを試していきたい。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)