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思考ツールを活用した知識の定着・技能向上実践とアクション・リサーチによる教員育成

Research Project

Project/Area Number 17H00124
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 教科教育学Ⅰ(文科系)C
Research Institution滋賀県大津市立日吉中学校

Principal Investigator

沖本 由佳里  滋賀県大津市立日吉中学校, 教員

Project Period (FY) 2017
Project Status Completed (Fiscal Year 2017)
Budget Amount *help
¥530,000 (Direct Cost: ¥530,000)
Fiscal Year 2017: ¥530,000 (Direct Cost: ¥530,000)
Keywords知識・技能 / ICT・思考ツールの活用 / アクション・リサーチ
Outline of Annual Research Achievements

本研究では, 新学習指導要領で育成すべき資質・能力の3つの柱を意識し, 思考ツールを保健体育の授業で活用し, 得た知識をどのように使うか, 筋道を立てて考えたり分析したりすることにより技能の向上を目指した。また自己の指導を振り返ることにより, 経験や感覚で行っている授業での発言や支援の効果をデータ化し, 今後の実践において意識的に行うことにより授業力の向上を図りたいと考えた。
研究方法としては, 授業の様子を録画し, 生徒の状況や指導者の動きについての記録を行った。授業後にアンケート調査を行い, 生徒の満足度や指導者・仲間の助言の中で印象に残ったことを具体的に書き出させ調査・分析した。思考ツールの活用により, 個々の振り返りやグループ学習の中で意見を整理してまとめ, 自分の思い描いた身体表現へとつなげる場面を設けた。また知識・理解している事柄についての整理シートとしても活用し, 技能の構造的理解に努めた。理解した動きについては, 動きをリズムとしてとらえさせ, 音楽やカウントを用い, 補助運動として繰り返し取り組ませた。
研究成果としては, 授業の中で対話・会話場面を設けることにより言語活動の充実を図ることができた。話し合い活動を活性化させることができた要因としては, 思考ツールを活用したことにある。また「授業場面の期間記録法」による分析を行った結果, 自己の授業では, 各授業において授業展開や時間配分がある程度パターン化されており, マネジメントに要する時間は少なく, 運動学習時間が十分確保されているものの, 認知学習場面が少なく, 改善すべき点であることが明らかとなり, 事後の授業改善につなげることができた。このように単元の指導段階や単元間において指導場面の修正すべき部分を指導者自身が認識することにより, 次のサイクルで改善を加え, 指導力に磨きをかけることができることを実感した。

Report

(1 results)
  • 2017 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2017

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 生徒の主体的・協働的な学びを保障する保健体育科の授業づくり-アクション・リサーチ型プログラムの実践を通して-2017

    • Author(s)
      沖本 由佳里
    • Journal Title

      滋賀大学教育学部附属中学校 研究紀要 第59集

      Volume: 第2章7保健体育 Pages: 74-81

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      2017 Annual Research Report

URL: 

Published: 2017-04-28   Modified: 2018-12-20  

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