Project/Area Number |
17H00203
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教科教育学Ⅱ(理科系)B
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
齋藤 希 熊本大学, 生命資源研究・支援センター, 技術職員
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Project Period (FY) |
2017
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2017: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
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Keywords | 科学啓発活動 / 遺伝子 / 学習教材 |
Outline of Annual Research Achievements |
【目的】 生物の基本である遺伝子等分子レベルの世界を目で見ることは, 座学のみの学習より, 中学生の興味・関心を高めることができる。そこで, 本取組みでは遺伝子可視化教室を開催し, 参加した中学生の生物学への興味・関心を高めるとともに, 実験結果及び解説を補助教材としてホームページ上で公開し, 中学生の教育効果を高めることで社会に貢献する。 【方法】 1 簡便な実験手法の確立 : 平成27年度熊本大学工学部奨励研究課題として採択され, 当該年度に, 危険な試薬を使わない実験手法を確立した。 2 中学生の募集 : 工学部技術部主催の「中学生を対象とした夏休み自由研究に関する技術相談会2017」において, 実施テーマの一つとして遺伝子可視化教室の参加を募集した。 3 遺伝子可視化教室の実施 : (スケジュール)平成29年8月6日9時半~10時講義, 10時~13時半実験・実験解説・アンケート記入(場所)理学部1・2号館 生物会議室・谷時雄教授研究室 【成果】 講義では細胞, 遺伝子及びバイオテクノロジーの社会への応用等, 中学生で習う範囲を超えた理科教育を実施した。実験に当たり, 手順を説明しながら個々人に作業してもらい, 大学の高度な研究設備を使った研究体験をしてもらった。危険な試薬を使わない簡便な手法のため, 全員が戸惑わずに実験でき, 各々の口腔上皮細胞のDNA・RNAを観察することができた。観察後, 撮影した細胞の写真を印刷し渡した。 アンケートの結果, 本取組みは大変好評で, 参加者全員から将来もっと科学の勉強をしてみたいと思うようになったとの回答を得た。このことから, 参加中学生の生物学の興味・関心を高める意義のある取組みであることが言える。また, 本取組みの副読本及び実習レポートをホームページ上に公開したことで, 広く, 中学生の教育効果向上に寄与することが期待できる。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)