新たな同期型CSCLシステムが与える主体的・対話的で深い学びへの効果の検証
Project/Area Number |
17H00217
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教育工学A
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Research Institution | 山梨市立笛川小学校 |
Principal Investigator |
古屋 達朗 山梨市立笛川小学校, 教諭
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Project Period (FY) |
2017
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2017: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | 学習方略 / 学習履歴 / 同期型CSCL |
Outline of Annual Research Achievements |
筆者は, 学習者の学習履歴を相互閲覧するシステム及び, 学習者による学習履歴の相互閲覧の学習方略を定量化するシステム(edulog)を開発した. また, 定量化したデータを分析するツールをエクセルファイルにて開発した. このシステムと分析ツールを小学校社会科の授業における振り返りレポート作成で活用し, 開発したシステムとツールの有用性を評価する事を目的として研究を行った. 分析1の結果として, 筆者らが開発した学習履歴を相互閲覧するシステムedulog及び, 閲覧結果分析ツールは, 児童の特性としてレポートの成績を使うことで, 学習者の学習方略を抽出でき, 小学校社会科の授業におけるレポートの成績群ごとの学習方略の特徴や, 調査ごとのレポートの成績群別の学習方略の変動を探ることができた. また, 分析2では, 小学校社会科の授業における振り返りレポートでの活用の可能性を明らかにするために児童の学習方略の分析とレポートの評価について分析を行った. その結果, 自分の学習履歴を見ている児童はレポートの成績が高い可能性があるということ, 並びに, 自分の学習履歴を見る時間が増えた児童はレポートの成績が上がるということが示された. さらに, 創造的態度に関する質問紙調査を行った結果, 一要因参加者内分散分析にて統計処理し, 5%水準で創造的態度の向上という結果が得られた. 本研究の成果は, 国際学会2017 IEEE/SICE International Symposium on System Integrationにて2件の論文が受理され, 日本科学教育学会誌にも現在投稿中である.
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)