オンラインによるチュータートレーニングの実践および評価
Project/Area Number |
17H00225
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教育工学A
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Research Institution | Seinan Gakuin University |
Principal Investigator |
渡邊 浩之 西南学院大学, 事務局, 事務職員
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Project Period (FY) |
2017
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥450,000 (Direct Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2017: ¥450,000 (Direct Cost: ¥450,000)
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Keywords | 学生チューター / オンライントレーニング / 経験学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
初心者の学生チューターに必要なスキルを取り入れたトレーニングを改善し、学びながら実践をくり返す経験学習(OJT)モデルを取り入れることにした。これにより、学生チューターが成長し、質の保証に繋がる可能性がある。また、日本においては、オンラインによるチュータートレーニングは、ほとんどなく、貴重な知見を提供できる。このように本研究の教育的・社会的意義はきわめて大きいと考えられる。 【研究計画・方法】 第1期 : (2017年4月-7月)オンライン(Moodle)での旧トレーニング改訂版は一応完成したが、専門家による形成的評価において意見がついたため「コルブの経験学習モデル」に基づく設計へと変更し、新たにコンテンツを作成した。これにより、時間はかかるが作成済みツールであるチュータリングガイドラインとより連携しやすくなる。最初に学生チューターの自由記述アンケートを分析し、新たに要素を確定した。手法としては、KHCoderによるテキスト分析をおこない、要素を抽出した。これは、第42回教育システム情報学会全国大会で発表済みである。 第2期 : (2017年8月-11月)前述のテキスト分析を行った後に修正版グランディッドセオリーアプローチによるコーティング作業をおこなった。その際、専門研修の担当者にも確認してもらい、恣意的な解釈にならないように何度も修正を重ねた。さらにチュータートレーニングについての知見を深める目的で、大手前大学の大学教育センターを訪問し、担当教員およびチューターにインタビューを行った。 第3期 : (2017年12月-2018年3月) その後、コーディングした要素を検討した結果、本学のチュータリングでは、「準備」「コミュニケーション」「マネジメント」「教授法」「結果」の5つに分かれた。そこで、最初に「コミュニケーション」の部分についてのみ課題分析をおこない、コンテンツをMoodleで作成した後、元図書館員に対して1対1評価をおこなった。修正後に専門家評価をお願いした。ここでは、経験学習モデルおよびインストラクショナルデザインの作法によるコンテンツとなっているのかどうかの確認を依頼した。専門家評価では、研修全体として経験学習モデルとなっているとの評価であった。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)