フライス系工作機械用NCプログラム早期作成支援システムの構築
Project/Area Number |
17H00227
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教育工学B
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Research Institution | National Institute of Technology, Toyota College |
Principal Investigator |
後野 昭次 豊田工業高等専門学校, 技術部, 技術専門職員
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Project Period (FY) |
2017
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥480,000 (Direct Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2017: ¥480,000 (Direct Cost: ¥480,000)
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Keywords | フライス系工作機械 / NCプログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
○研究目的 : 豊田高専・機械工学科の学生は、機械工作実習、各種コンテスト、卒業研究用部品製作等において、フライス系工作機械用のNCプログラムを作成して自動加工を行わなければならない場合がある。学生は、低学年の実習授業の中でNCプログラミングを習うが、基礎的な内容が中心である。しかし高学年になって、実際に製作のためのNCプログラミングが必要になった時に、学生自身でNCプログラムを完成させることは困難である。一方、NCプログラム作成に慣れている人のプログラミング作成方法は、過去に作成したプログラムを修正して完成させることが多い。そのため、この方法を参考にしたNCプログラム作成システムができれば、完成が早いのではないかと考えた。そこで、すでに完成された代表的な各種の汎用NCプログラムを用意し、ガイドメッセージに沿って一部修正を行うことにより、実際の場面に適用させることができるNCプログラム早期作成支援システム(アプリ)の開発を行った。 ○研究方法 : 今回のアプリの開発はC#で行った。対象とした工作機械は、オークマ製マシニングセンタMC4VAと牧野フライス製CNCフライス盤KE55である。 ○研究成果 : このアプリは、スタート画面から加工方法を選ぶと2つのウィンドウが立ち上がる。一つは選択した加工の代表的なプログラム例とその解説を表示するようにした。もう一つは既に完成に近いNCプログラムを表示し、代表的なNCプログラム例を参考にしながら修正して完成できるようにした。さらに加工条件を入力すれば、自動的に数値が代入されてNCプログラムが完成できるような機能も追加した。完成したソフトを学生に試してもらったところ、「分かりやすかった」、「CAMソフトを使わなくてもできるのが良い」、「やっていけそうである」といった意見があり、好評であった。
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Report
(1 results)
Research Products
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