地球科学を図解して魅せるScientific・Illustrationの役割と実践
Project/Area Number |
17H00316
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
地球惑星科学・地学
|
Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
笹岡 美穂 高知大学, 海洋コア総合研究センター, 短期研究員
|
Project Period (FY) |
2017
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
|
Budget Amount *help |
¥550,000 (Direct Cost: ¥550,000)
Fiscal Year 2017: ¥550,000 (Direct Cost: ¥550,000)
|
Keywords | サイエンティフィック・イラストレーション / 情報デザイン / 当事者デザイン |
Outline of Annual Research Achievements |
|目的| 科学においても研究成果をビジュアルで魅せる力が必要となってきている. そこで「当事者デザイン」という部分で地球科学研究の現場において, 研究者自身が情報を魅せるためのデザインを行えるようにするためのプログラムを作ること. また, 中高生に向けて将来必要となる「情報デザイン」という側面から, 地球科学の情報発信に必要な基礎科学教育としてのプログラムを予察的に実践してみることを目的とした. |方法| 地球科学研究の現場においては, ワークショップという相互的な学びの場を作った. 1回のワークを2時間とし, 各内容を絞った. 複数回(各異る内容)のワークショップを全て参加することで完結するプログラムとした. 中高生向けには, 2020年から高校で「情報デザイン」が必須になることを踏まえ, 科学の現場にも今後重要となってくるであろう「情報デザイン」に関する授業を実施. 科学の情報からどのような情報発信を行うか? という部分をグループワークでまとめて発表する内容とした. |成果| 地球科学向けのワークショップでは, 「魅せるサイエンス」というテーマとし, サイエンスにも使えるデザインの基本「色」「タイポ」「レイアウト」とAdobelllustratorの基本という内容で4回実施した. これまでは独学で行なっていた部分を, 基本ルールという誰でも応用可能な内容で実際にワークするところに, 参加者の多くから高い評価をいただいた. 中高生向けの「情報デザイン」授業では, 普段の座学ではない内容であった点, 地元の科学を対象とすることでこれまでなかった視点で物事を見ることができた点, 更には, 中高の教員向けにもこのような授業が必要である点などのコメントをいただいた. いずれの試みも改良する部分も見えてきたが, 今後このような役割の重要性と実践する価値を確認できた.
|
Report
(1 results)
Research Products
(6 results)