ワイヤレスネットワークデバイスを活用した上肢機能評価システムの開発
Project/Area Number |
17H00386
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
工学Ⅱ(情報系)B
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
吉田 彬人 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院作業療法士
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Project Period (FY) |
2017
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥550,000 (Direct Cost: ¥550,000)
Fiscal Year 2017: ¥550,000 (Direct Cost: ¥550,000)
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Keywords | ワイヤレスネットワークシステム / リハビリテーション / 上肢機能評価 |
Outline of Annual Research Achievements |
リハビリテーションの役割の一つに、患者に対して職業技能の獲得や職場復帰の促進がある。工場勤務での手指の切断や熱傷を呈する患者、脳梗塞や脳腫瘍に伴う認知機能障害・高次脳機能障害を呈する患者、先天性疾患に伴う知的障害児等に対して作業療法が行われているが、その多くは医療機関で提供されており、機能改善・職業技能の獲得のために外来通院することで、職場を休む必要が生じている。この問題を解決するため、情報化社会のシステムの汎用性をリハビリテーションで活用することで、リハビリテーションの通院回数が減少し、通院と欠勤に伴う医療経済および社会経済の負担が大きく軽減できるか、治療成績の向上とテーラーメイドに職業技能の向上が達成されるかを検証したいと考えている。本研究では、医療機関外で画像解析や上肢の運動機能の評価が行えるクラウドシステムの開発を計画している。本研究では、ワイヤレスネットワークデバイスを活用した上肢の運動機能の評価システムの開発を試みた。 既存の画像解析アプリケーションと加速度センサーによる運動解析アプリケーションを調査し、システムに使用できる機能および新規開発する必要のある機能・プログラムを検討した。 上肢の運動機能の評価システムは、ワイヤレスネットワークデバイスのタッチパネル機能と加速度センサーを利用したデータの取得・集積を行う。測定用のデバイスはiPhoneおよびApple Watch(Apple Inc.)を使用し、健常者・患者のデータを集積していく。 既存のアプリケーションで使用の簡便さ、データ集積の方法を確認した。患者が容易に操作可能で目的動作が正確に行われること、ログ機能でデータを効率的に集積できる体系的な上肢機能評価が必要であることが明らかとなった。アプリケーション作成ソフトウェアでの作成にとりかかり、開発を継続する。
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Report
(1 results)
Research Products
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