i-Constructionを測量学のカリキュラム内に導入する為の教材開発
Project/Area Number |
17H00390
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
工学Ⅲ(土木・建築工学系)
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Research Institution | Nagaoka National College of Technology |
Principal Investigator |
込山 晃市 長岡工業高等専門学校, 教育研究技術支援センター, 技術職員
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Project Period (FY) |
2017
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥550,000 (Direct Cost: ¥550,000)
Fiscal Year 2017: ¥550,000 (Direct Cost: ¥550,000)
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Keywords | i-Construction / 写真測量 / 土木教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
1. 目的 本研究の目的は、ICTを含め建設業界においてどのような技術がどのように活用されているのか、技術者として必要な能力をモデル学習を通して学習できるツールを開発することであり、ミニチュアモデルを活用した写真測量実験ツールの開発を行った。 2. 研究概要 ミニチュアサイズの仮想工事現場を設計し、単一材料により同様のモデルを作成する。作成したモデルをデジタルカメラにて上方より撮影し画像処理・点群処理を行い三次元データの取得と図上での出来形測定を行う。また、精度検証のための検証点を適宜配置する。それぞれカメラの設定や撮影高さ、モデルに用いる材料を変えて最適な条件を模索する。画像解析・点群データ取得にはAgisoft社のPhotoscanを用いて行い、その後AutoCADにより図面上での測定と、実モデルの計測結果を比較した。 3. 結果 モデルを木材、発砲スチロール、土砂材の三種類で作成し、撮影高度を0.5m, 1.0m, 1.5mとした。土砂においては全ての高度で解析が可能であった。木材では高度1.0mで撮影した場合の解析が可能であった。発砲スチロールでは全ての高度で解析することができなかった。検証点における計測精度は解析毎にばらつきが見られ、モデル上では大きな誤差の要因となったが、カメラ設定や高度によるばらつきの違いはほとんど見られなかった。ミニチュアでの出来形計測については検証点の座標値の確認ではなく、モデル全体での土量算出や横断面の抽出といった形としたほうが良いと考えられる。 4. 最後に 先行研究で開発したミニチュアブルドーザーにて施工を行い、出来形の計測を行ったところ、良好な結果を得ることができた。今後は本研究にて得られた知見を元に、実用化のための資料作成と試用を行っていく。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)