Project/Area Number |
17H00526
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
薬学Ⅲ-B
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
築地 茉莉子 千葉大学, 医学部附属病院, 薬剤師
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Project Period (FY) |
2017
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2017: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | クロザピン / 切り換え方法 / CLOSWi |
Outline of Annual Research Achievements |
研究目的 : クロザピンは治療抵抗性統合失調症への適応を有する唯一の抗精神病薬であり、精神症状だけでなく社会的機能まで改善させることが報告されている。一方で、クロザピン導入時における、前薬の抗精神病薬からの切換え方法は世界的にも確立されていない。本研究では、クロザピンへの切り換え方法として汎用されている①スイッチ法、②漸減-スイッチ法、③クロスタイトレーション法のうち、いずれの方法がクロザピンを安全に導入・継続するために最適な方法であるか探索することを目的とした。 研究方法 : 千葉県内のクロザリル患者モニタリングサービス(CPMS)登録施設において、平成29年3月までにクロザピンが開始された症例を対象に、患者背景や薬歴、検査値、精神症状、クロザピンの切換え方法などを後方視的に調査した。 研究成果 : 本研究は千葉大学大学院医学研究院倫理審査委員会(承認番号2807)の承認を得て実施した。千葉大学大学院医学研究院精神医学(教授 伊豫雅臣)の全面的な協力と、千葉県内のCPMS登録全16施設(浅井病院、旭中央病院、磯ヶ谷病院、海上寮療養所、亀田総合病院、亀田クリニック、木更津病院、国府台病院、下総精神医療センター、総武病院、袖ヶ浦さつき台病院、千葉病院、千葉県精神科医療センター、千葉大学病院、成田赤十字病院、茂原神経科病院)からの研究協力を得て、「オール千葉」の体制で実施した。研究協力施設の獲得にあたっては、千葉クロザピン・サターン・プロジェクトの臨床活動と連動することにより、多くの施設から本研究の重要性と有用性についての賛同が寄せられ、当初の想定よりも多くの施設から研究協力が得られた。平成29年度に各施設での調査と症例報告書の収集がほぼ終了し、計300例程度の症例数を確保できた。平成30年度中に、解析ならびに論文化して結果を公表し、クロザピン適正使用ガイドライン等への収載を目指している。
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