Project/Area Number |
17H00541
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
薬学Ⅲ-B
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
小野 優子 大分大学, 医学部附属病院薬剤部, 薬剤部
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Project Period (FY) |
2017
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥550,000 (Direct Cost: ¥550,000)
Fiscal Year 2017: ¥550,000 (Direct Cost: ¥550,000)
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Keywords | リバスチグミン / ghrelin / butyrylcholinesterase(BuChE) |
Outline of Annual Research Achievements |
アルツハイマー型認知症治療薬であるリバスチグミンはacetylcholinesterase(AChE)に加えて、butyrylcholinesterase(BuChE)にも阻害作用を持ち、AChE阻害薬のなかでも最も吸収と排泄が速い特徴を有する唯一のパッチ製剤である。また、本剤は、認知症に伴う食欲低下に有効であることも報告されている。さらに、リバスチグミン投与後24週のBuChE活性の変化量と認知機能改善作用に正の相関があることが報告されている。ところで、食欲に関連している消化管ホルモンghrelinは食欲低下時に血中濃度が低下することが知られている。また、ghrelinは血中でBuChEにより加水分解され、不活性化することも報告されている。現在まで、認知症に伴う食欲低下に対して、リバスチグミン投与後のBuChE活性と血中ghrelin濃度との関連性については明らかとなっていない。本研究では、リバスチグミンの食欲増進作用と血中ghrelin濃度およびBuChE活性との関連性を明らかにすることを検討した。現在患者の選定を行っており、今後測定を行う予定である。
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