Project/Area Number |
17H00553
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
薬学Ⅳ-B
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Research Institution | Asahikawa Medical College |
Principal Investigator |
安達 知輝 旭川医科大学, 薬剤部, 薬剤師
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Project Period (FY) |
2017
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥550,000 (Direct Cost: ¥550,000)
Fiscal Year 2017: ¥550,000 (Direct Cost: ¥550,000)
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Keywords | QRコード / 検査値 / 院外処方箋 |
Outline of Annual Research Achievements |
【研究目的】 当院では、QRコードを利用した臨床検査値表示システムを構築し、2017年2月1日より稼働させている。このシステムの利点は、電子媒体により記録・転記が可能なことである。そこで、QRコードを印字した処方箋が、薬局における検査値情報の記録の効率化や転記ミス防止に寄与しているかについて検討する。 【研究方法】 1) 薬局業務効率化および転記ミス防止の評価 QRコード化された検査値情報を電子的に読み取り、記録することで、検査値情報の記録に要す時間や正確性を検討する。 2) 薬局における検査値情報の記録についての有用性に関するアンケート調査 旭川薬剤師会を通じ保険薬局薬剤師を対象とし、院外処方箋の検査値QRコードの「利用の有無」、「利用方法」、「QRコードへの追加要望」、「検査値情報を活用するためのシステム機能」等についてアンケート調査を実施した。 【研究成果】 1) 薬局業務効率化および転記ミス防止の評価 薬局で検査値QRコードを取り込むことで、記録に要する時間が短縮され、直接薬歴等に反映することが可能であった。記録の効率化、転記ミス防止に寄与することがわかった。 2) アンケート調査については、調査期間は2017年12月19日から2018年1月19日、243施設中116施設より回答が得られた(回収率47.7%)。「利用の有無」について、有りは7.8%であった。「QRコードへの追加要望」として、検査項目の追加や病名等の検査値以外情報追加の要望があった。また、検査値と薬剤禁忌警告機能や投与量警告機能のシステム上の要望は70%以上を占めた。「利用方法」として、QRコードを読み取る環境が構築されている事例は少ないものの、一部ではレセコンと連動しハンディスキャナで取り込みから記録までが可能な施設もあり、利用した場合は有効に活用されていることがわかった。
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