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北海大黄(薬局方収載生薬ダイオウの国内初の栽培系統)の絶滅回避と調査・継承

Research Project

Project/Area Number 17H00557
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 薬学Ⅳ-B
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

乙黒 聡子  北海道大学大学院薬学研究院, 薬学研究院, 技術職員

Project Period (FY) 2017
Project Status Completed (Fiscal Year 2017)
Budget Amount *help
¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2017: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Keywordsホッカイダイオウ / 生薬 / 絶滅回避
Outline of Annual Research Achievements

北海大黄(ホッカイダイオウ)は、日本薬局方に収載されている主要生薬ダイオウの国内初の栽培系統であるが、絶滅寸前であり、薬用植物に欠かせない薬効等の情報も残されていない。本研究の目的はホッカイダイオウを継承・活用していくための基盤整備である。
医薬品に使用可能な日本のダイオウの栽培品種は2系統のみで、特にホッカイダイオウは日本初の栽培系統でかつ基準品種である。
ホッカイダイオウは、北海道大学薬学部附属薬用植物園(以下、当園)で30年以上前に樹立したと伝えられている。しかしホッカイダイオウの貴重性・樹立の経緯等が全く継承されていない。また、申請者が貴重性を再発見した2015年11月には、残存株は当園の四株のみだった。ダイオウは四年に一回、一株を二株に割って植え付けて繁殖させるため、株を増やすにも時間がかかる。さらに薬用植物には①情報(薬効の背景など)②植物本体、の両方が必要だが、ホッカイダイオウでは情報も残存株も消滅寸前である。
そのため、ホッカイダイオウの絶滅阻止と情報の回復を目指し、調査・栽培した。
ダイオウは多年生草本で高さが2メートルに達する大きな植物である。栽培については、研究費で培養土や農薬や農薬散布機などの道具を購入した。また、これまでは株分けをしても3割しか生着しないといわれていたが、国内のダイオウ栽培の関係者に連絡をして教えを請い、結果として9割を超える生着率を達成し、4株を10株まで増やすことに成功した。
情報については、当時を知る関係者3名にそれぞれアポイントメントを取り、直接インタビューをした。また、関連資料を借りてデジタル化し、コピーを取った。それらのインタビューと資料を基に、北大総合博物館及び当園にホッカイダイオウに関するパネルを展示した。また、パネルよりも詳細な説明を記載したパンフレットも作成し、配布している。

Report

(1 results)
  • 2017 Annual Research Report

URL: 

Published: 2017-04-28   Modified: 2018-12-20  

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