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QProbe法を用いた薬剤耐性菌の迅速検出

Research Project

Project/Area Number 17H00635
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 臨床医学B
Research InstitutionKanazawa University

Principal Investigator

坂井 優喜子  金沢大学, 附属病院, 臨床検査技師

Project Period (FY) 2017
Project Status Completed (Fiscal Year 2017)
Budget Amount *help
¥570,000 (Direct Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2017: ¥570,000 (Direct Cost: ¥570,000)
Keywords薬剤耐性菌 / ESBL / MRSA
Outline of Annual Research Achievements

1. 研究目的
微生物検査では、質量分析装置の導入により菌種の迅速な同定が可能となった。しかし、薬剤感受性試験には時間を要するのが現状である。全自動遺伝子解析装置GENE CUBE(東洋紡)は簡便・迅速(約1時間)に目的遺伝子を検出する。PCRで目的遺伝子の標的領域を増幅後、蛍光標識プローブであるQProbeを使用した融解曲線解析にて遺伝子の検出を行う。そこで本研究では、GENE CUBEを用いて血液培養陽性ボトルおよび菌株より迅速に耐性菌を検出することを目的とした。
2. 研究方法と成果
(1) 血液培養陽性ボトルからのMRSA検出
MRSAが検出された血液培養ボトル24件を対象とした。ボトル内容物を材料としてGENE CUBEにてMRSAの検出を行った。
対象24件はGENE CUBEにてMRSA 8件、MSSA 9件、MR-CNS 5件、MS-CNS 2件となり、従来法の結果と一致した。さらに詳細に検討するため菌株数を増やして検討中である。
(2) 菌株からのESBL遺伝子検出
当院にて保管されていたESBL陽性30株、陰性7株を対象とした。クラブラン酸(CVA)、PCR、GENE CUBEを用いてESBL遺伝子の検出を行った。PCRとGENE CUBEではESBLの型別を行った。
GENE CUBEを用いたESBL遺伝子の検出は陽性30株、陰性7株で、PCR、CVAを用いた方法と一致した。GENE CUBEによるESBLの型別はPCRの結果と一致し、同時に保有する耐性遺伝子に影響されなかった。
以上より、GENE CUBEは良好・迅速にESBLを検出することが示された。早期の感染症治療および感染対策において有用と考えられた。MRSAに関しては株数を増やして検討中である。

Report

(1 results)
  • 2017 Annual Research Report

URL: 

Published: 2017-04-28   Modified: 2018-12-20  

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