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ヒルシュスプルング病の原因遺伝子変異と臨床的特徴の検討及び変異遺伝子の機能解析

Research Project

Project/Area Number 17H00639
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 臨床医学B
Research Institution長野県立こども病院

Principal Investigator

樋口 司  長野県立こども病院, 総合小児科, 部長

Project Period (FY) 2017
Project Status Completed (Fiscal Year 2017)
Budget Amount *help
¥570,000 (Direct Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2017: ¥570,000 (Direct Cost: ¥570,000)
Keywordsヒルシュスプルング病 / 遺伝子異常 / 次世代シークエンサー
Outline of Annual Research Achievements

研究目的 : ヒルシュスプルング病(H病)の原因とされる遺伝子異常が判明するのは全体の3割の患者とされており、7割では不明のままである。次世代シークエンサーを用いてH病の原因と推定される遺伝子異常の有無を網羅的に解析した。またH病患者間でも重症度は異なっており、判明した遺伝子異常とその臨床像とを照らし合わせることで、今後発生する新規H病患者に予後予測などのより有益な情報を伝えることを目的とした。
研究方法 : ヒルシュスプルング病患者および家族からインフォームド・コンセントを得て、前年に加えさらに7家系21人から検体を採取させて頂いた。このうち3家系では採取検体から抽出したDNAを、28遺伝子・367アンプリコン、40遺伝子・483アンプリコンとなる2種類のプライマーセットで増幅し、次世代シークエンサーにて解析を行った。
研究成果 : 解析結果の詳細な検討はまだ途上であるが、昨年度報告した1家系3名の患者におけるRET遺伝子新規のミスセンス変異については、過去の報告例との比較などから疾患源性と考えている。変異遺伝子の機能解析については、まだ発現ベクターの完成に至っていない。またこの3名の患者のうち重症例1名については、RET遺伝子の別の部位にあるSNP(遺伝子多型)が疾患の重症度に関連していると考えられ、成果論文作成中である。
他の6名の患者ではNUP98、KIF1BP、NTRK3、TCF4、ARID1B、NRG3、GLI1、TNRK3、NRG1等の遺伝子において、de novoの変異(フレームシフト、ストップゲイン、ミスセンス等)が見つかっているが、複数の異常を示す例もあり、これらの変異と疾患発症との関連性について解析を進めているところである。
今後残る12名の検体の遺伝子異常の有無についての詳細な検討、および新たに採取させて頂いた検体の解析を行っていく。

Report

(1 results)
  • 2017 Annual Research Report

URL: 

Published: 2017-04-28   Modified: 2018-12-20  

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