Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
振津 かつみ 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 医薬基盤研究所 難治性疾患研究開発・支援センター, 特任研究員 (10418965)
足立 成基 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 医薬基盤研究所 難治性疾患研究開発・支援センター, プロジェクト研究員 (60379261)
笠井 文生 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 医薬基盤研究所 培養資源研究室, 特任研究員 (60393055)
梁 治子 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 医薬基盤研究所 難治性疾患研究開発・支援センター, プロジェクト研究員 (90301267)
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Budget Amount *help |
¥42,120,000 (Direct Cost: ¥32,400,000、Indirect Cost: ¥9,720,000)
Fiscal Year 2021: ¥7,410,000 (Direct Cost: ¥5,700,000、Indirect Cost: ¥1,710,000)
Fiscal Year 2020: ¥7,410,000 (Direct Cost: ¥5,700,000、Indirect Cost: ¥1,710,000)
Fiscal Year 2019: ¥8,190,000 (Direct Cost: ¥6,300,000、Indirect Cost: ¥1,890,000)
Fiscal Year 2018: ¥8,190,000 (Direct Cost: ¥6,300,000、Indirect Cost: ¥1,890,000)
Fiscal Year 2017: ¥10,920,000 (Direct Cost: ¥8,400,000、Indirect Cost: ¥2,520,000)
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Outline of Annual Research Achievements |
ロシア連邦小児放射線防護研究センターが実施しているチェルノブイリ原発事故による汚染住民とその子供の健康診断、治験データについて継続して現地調査を行う予定であったが、COVID-19蔓延のため渡航は不可能となった。被曝住民の子供にすべての小児特有のがんが高騰していることが判明している(2017年、2018年研究実施報告書)。該当するがんの病理組織像、パラフィンブロックの探索(研究協力者 : Baleva, Sipyagina, Karakhan, Saphonova, Saakyan)(メイル等による)及びパラフィンブロックからのDNA抽出、遺伝子変異検出の可能性を検討した(野村、振津、足立、藤堂)。 1. 放射線の継世代影響 : 原子炉放射線照射した親マウスの仔で、マイクロサテライト(Ms)変異率の上昇は明らかである。白血病発生率も上昇してい た。Ms変異を持つマウスでの白血病、白血病以外のがん及び発生異常の有無の関係を調べたが、関係はみられなかった(野村、梁、足立)。 2. 分子レベルでの継世代影響調査(新たなヒト被曝集団での解析-2020年度実施報告書) : 高濃度汚染地域住民子孫のDNAによるMs変異解析では、常染色体性MS25種について、被曝者の子供で、1.3倍(有意差なし)の変異率上昇がみられた。より詳細な解析を行ったが、変異率上昇はやはり1.3倍であり有意差はみられなかった。また子供(F1)で検出したMs変異については、孫(F2)への伝播性を確認した(野村、振津、梁)。
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