Project/Area Number |
17J01194
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Japanese literature
|
Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
寺尾 麻里 青山学院大学, 文学研究科, 特別研究員(DC2)
|
Project Period (FY) |
2017-04-26 – 2019-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
|
Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2018: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2017: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | 連歌 / 俳諧 / 連歌論 / 俳論 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、昨年度に調査したものを含む関連資料を分析、比較検討し、その成果を博士論文にまとめた。その内容は、連歌を主とした付合文芸について、二条良基(1320~1388)の著した連歌論書に記された連歌付合論を起点として、他の論書や資料、作品群を参照し、検討・整理し、比較しながら、連歌付合というものが当時どのように考えられていたと言いうるか、また、その理論体系が現代から見てどのような仕組みであり、現代においてどのような価値を有するかを究明しようとするものである。 なお、当初の計画には含まれていなかった事柄であるが、研究指導委託によって、米国屈指の日本中世詩歌研究者である米国Yale大学のKamens教授の指導を受け、そこで得られた知見を上記研究成果に反映させた。日本古典文学に関する研究内容でありながら、米国での研究指導委託を受けた理由は、連歌・俳諧といった付合文芸の個性を日本国内の価値観によって従来の方法で捉えるのみならず、外からの視点からも見直すためである。米国の連歌に関する専門的な研究者としてはUCBのHorton教授が知られているが、より広く日本古典詩歌に対する知見を得る必要があったことから、連歌研究者であるHorton教授ではなく、日本古典詩歌の研究者であるKamens教授の指導を仰いだ。それというのも、連歌という文芸自体が和歌や漢詩等の上に成り立っている総合的ジャンルであるためである。
|
Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|