フィリピンにおける世界クラス都市の生成・発展過程に関する研究
Project/Area Number |
17J01923
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Area studies
|
Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
藤原 尚樹 神戸大学, 国際協力研究科, 特別研究員(DC2)
|
Project Period (FY) |
2017-04-26 – 2019-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
|
Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2018: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Keywords | 包摂的排除 / 都市再開発 / ポリティカル・エコロジー / 市民社会 / グローバル・サウス / ポスト・コロニアリズム / ポスト・開発独裁 / 統治性 / フィリピン / 政治経済 / ネオリベラリズム / 都市開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度の前半は、グローバル・サウスにおける都市空間の再編過程に内在する包摂的排除を解明することに取り組んだ。都市空間が再編する過程で国家が提供する住宅政策は、グローバル・サウスの都市再開発において積極的に実施されている。こうした都市貧困層を国家の住宅政策のもとに「包摂」する動きは顕著である。そのため、そうした包摂的な政策に内在する排除の問題を整理し、ポスト・コロニアリズムの視座から問い直した。これを実施するため、5月末から9月末にかけてカナダ・ヨーク大学アジア研究所で4ヶ月間の在外研究に取り組んだ。ここでは、インドやインドネシア、アフリカなど幅広い地域に焦点を当てて近年の都市再開発における包摂的排除を検討した。在外期間中は受入教員に定期的に進捗状況について報告するとともに、都市研究やポスト・コロニアル研究に取り組むアジア研究所の研究員たちと議論する機会を設けた。9月末に開催したワークショップでは20名程度の参加者を募ることができ、研究内容を深めることができた。在外研究終了後にその成果を論文にまとめた。 今年度の後半は、初年度に調査を実施したフィリピン・マニラのパッシグ川の再開発に関する追加の資料収集と、国際学術会議での報告を実施した。資料収集は、10月下旬にマニラの各大学で行うとともに、政府機関でデータを収集した。11月には、その研究内容を広島大学で開催された国際学術会議で報告した。さらに国際学術会議での報告を踏まえて、フィリピンの民主化後の開発体制のあり方を説明するための理論枠組みを検討した。
|
Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(2 results)
Research Products
(4 results)