ミラーシステムの活動向上は他者感情知覚時の反応を変化させるか?
Project/Area Number |
17J02763
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Experimental psychology
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
池田 悠稀 九州大学, 統合新領域学府, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2017-04-26 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2018: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | ニューロフィードバック / ミラーシステム / ミラーニューロン / 共感 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は感情知覚時のミラーシステム活動の役割について明らかにすることを目的とし、ニューロフィードバック訓練を用いてミラーシステムの活動を変化させることで、どのように他者の表情知覚が変化するか調べることとした。 本年度は、前年度に構築したニューロフィードバックシステムを使用して2度実験を行った。 実験の1度目は、構築したシステムで期待するフィードバックが行えるか検証するものであった。実験参加者11名に対し、動作観察時にμ波のフィードバックと後頭部α波のフィードバックをした時の比較を行い、μ波のフィードバックを行った時にμ波抑制が維持されることを確認した。2度目の実験では、実験参加者30名をフィードバック群と偽フィードバック群に分け、システムを使用した訓練を15分間行った。群間と訓練前後で課題成績や脳波パワー値を比較することで、訓練の効果を検証した。その結果、ミラーシステムの一領域である運動野近傍の活動がフィードバック群において向上することが確認された。これらの結果より、ミラーシステムの機能について調べる研究に使用できるシステムが構築できたと考えている。現在1度目の内容について論文を投稿中であり、2度目の実験についても投稿準備を進めている。 また、本年度は2017年度末に行った実験の解析も進め、ミラーシステムの活動が観察時の意識状態によって変化することを明らかにした。研究成果は学術論文として国際誌に掲載された。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)