寛容概念史におけるヴォルテールの再定位:懐疑主義・宗教・学問
Project/Area Number |
17J03172
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Politics
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
越智 秀明 東京大学, 法学政治学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2017-04-26 – 2020-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2019: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2018: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2017: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | ヴォルテール / ポーランドとフランス啓蒙 / 寛容 / 共和政と王政 / 普遍史 / 共和国 / 寛容論 / ピュロン主義 / 懐疑と権威 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、前年度に注目した18世紀ヨーロッパにおけるポーランド・リトアニア共和国(以下、ポーランド)を対象とした言論の研究を進めるべく、まずはヴォルテールのポーランド論を検討した。 ポーランド国内においてカトリックによる反動的不寛容が蔓延していたことは、ヴォルテールの関心をひくきっかけではあったが、それだけに止まらず、ポーランド分割を複数の複雑な文脈の中で捉えていることがわかった。特にポーランドの状況には、国内における王政派と共和派の対立、ロシアやスウェーデン、デンマーク、プロイセンといった所謂「北方」諸国の台頭やオスマントルコ帝国の弱体化といった国際パワーバランスの変化が大きく関わっていると捉えている。以上の研究をまとめたものを、2020年度政治思想学会大会自由論題報告において報告する予定である。 また、この研究と並行して、当時のポーランドを左右しえた言論状況を検討すべく、共和派の言論(ルソー、マブリ)、バール連盟関係著作(ヴィエルホルスキ、パッツ)、ポーランドをフランスの身近な存在にした諸著作(コワイエ、ダルジャンソン)、直接政治の現場にたった王の諸著作(エカチェリーナ、フリードリヒ、スタニスワフ=アウグスト)、ポーランド啓蒙の著作(スタニスワフ・レシチニスキ、コナルスキ)などの著作の検討を始めた。このうち、ある程度進展している共和派の言論とバール連盟関係著作に関する研究については、2020年度社会思想史学会研究大会で報告する予定である。 博士論文の完成には至っていないが、以上の研究を進め、まとめていく予定である。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(9 results)