貧困からの脱却における「貯蓄グループ」の役割 スリランカ農村部の事例より
Project/Area Number |
17J04429
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Economic policy
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
増田 里香 東京大学, 社会科学研究所, 特別研究員(PD)
|
Project Period (FY) |
2017-04-26 – 2019-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
|
Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
|
Keywords | マイクロファイナンス / 開発金融 / 地域金融 / 開発学 / 貧困問題 / 貯蓄 / クラウドファンディング |
Outline of Annual Research Achievements |
報告者は貧困削減に関心を持ち、中でも特に途上国における貧困層向け小口金融であるマイクロファイナンスの研究を行ってきた。研究計画ではマイクロファイナンスの中でも貯蓄単体に焦点を絞り、共同で貯蓄を行うSelf Help Group型「貯蓄グループ」を例に貧困層が融資を受けずに貯蓄を行うことで貧困から抜け出ることができるのか、また、実際に貧困層に貯蓄が可能なのか、また可能な場合にはどのような仕組・機能になっているのかを明らかにすることを研究の目的としてきた。 実際にはスリランカ農村でのフィールドワークに基づき、それを実証し、昨年度においては、これまでの研究成果を博士論文にまとめ、2018年3月に博士号を取得している。 その研究成果の一部について、2018年6月に国際ジャーナルに論文を投稿している。 また、スリランカ農村の金融の発展状況を研究するにあたり、日本の明治期の農村の金融(マイクロファイナンス)というものについての理解を深めることが重要であると考え、実際に兵庫県の農村部においてフィールドワークを実施した。市史編纂委員長等へのインタビュー調査をはじめとして当時の金融状況のわかる資料なども入手している。それらを基盤として当時の小作人に対する金融についての実態調査を進めている。 それ以外にはフィールドワークや社会調査の手法を中心に社会学の知見を深める目的もあり、一般社団法人社会調査協会認定の「専門社会調査士」の資格を取得した(2018年6月)。
|
Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(2 results)
Research Products
(4 results)