破骨細胞分化における細胞融合とアクチンリング形成のTRAF6依存性分子機構の解明
Project/Area Number |
17J04812
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
General medical chemistry
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
弓桁 洋 東京大学, 大学院医学系研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2017-04-26 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2017: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 骨代謝 / 破骨細胞 / TRAF6 / 細胞融合 / アクチンリング |
Outline of Annual Research Achievements |
破骨細胞は骨吸収を担う細胞であり、骨量を維持する上で必須であるが、その過剰な骨吸収活性は骨粗鬆症などの骨疾患の原因となる。従って破骨細胞の形成機構を解明することは骨疾患を理解する上で重要である。本研究ではE3ユビキチンリガーゼであるTRAF6が破骨細胞形成過程における「細胞融合」と「アクチンリング形成」をどの様な分子機構で制御しているかについて検討した。 【細胞融合について】 特別研究員に採用される前のH28年度までの研究ではTRAF6が細胞融合を誘導するには、TRAF6下流でAP-1ファミリーの転写因子であるJdp2の発現がまず誘導され、次にこのJdp2が融合に必須な様々な遺伝子の発現を誘導することが重要であることを解明した。そこで本年度の研究ではJdp2の上流因子を解析した。また細胞融合に重要であると言われる細胞の動きとTRAF6が関係しているかについても解析した。 【アクチンリング形成について】 TRAF6-KO細胞へのTRAF6 RINGドメイン変異体の再構成はアクチンリングのない融合細胞の形成を誘導し、さらにこれらの細胞ではアクチンリング形成に必須なマーカー遺伝子の発現量も減少していた為、当初TRAF6は細胞融合だけでなくアクチンリング形成にも関与するものであると考えたが、本年度の解析により、上記した方法により誘導される融合細胞の数はTRAF6-WTを再構成させた場合と比べて有意に少なく、さらにこうした細胞では細胞融合に必須なマーカー遺伝子の発現量も有意に減少しているということが新たに分かったのでTRAF6の機能に関して細胞融合に焦点を当て、アクチンリング形成の誘導に関しては検討項目から外した。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)