差異の生成に関する言語人類学的研究:ボリビア東部低地の先住民言語政策とその帰結
Project/Area Number |
17J05388
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Cultural anthropology
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Research Institution | The University of Tokyo |
Research Fellow |
中野 隆基 東京大学, 総合文化研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2017-04-26 – 2020-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 文化人類学 / 言語人類学 / ラテンアメリカ / 南米低地先住民社会 / 先住民言語政策 / 民族誌 / 異文化間二言語教育 / ボリビア |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、ボリビア・チキタニア地方において「正しい先住民言語」が生成するメカニズムを言語人類学的に明らかにし、対象を取り巻く様々な差異のあり方を明らかにすることである。そのために本年度に行った研究の内容と成果は次の通りである。 1. 学会発表や研究者との交流を通したデータの整理・検討を行った。特に、日本ラテンアメリカ学会東日本部会では、ペルー、ボリビア 、エクアドル三ヶ国の「異文化間二言語教育」を比較するパネルを企画した。企画発表では、企画全体の主旨説明に加え、個別の発表として、ボリビアの教育に現れる統一化と多様化の動きを、学校教育における歌の役割から検討する事例報告を行った。これにより、他の研究者との共同研究の中で自身の研究を位置づけ、より多角的な視座を得ることができた。 2. これまでのデータの整理や分析、そしてその前提となる理論的・地域研究的な検討を行いつつ、単著ブックレットやスペイン語の論文を執筆し、刊行することができた。単著ブックレットでは、特に多文化・多言語主義と言語教育の関係について、より一般読者にわかりやすい表現を用いつつ、これまでの研究成果の一部を公刊することができた。論文では、昨年度までの調査や口頭発表に基づきつつ、査読者からの細部の確認や批判を受けることを通して、より問題意識や記述を専門的に明確化しながら、カトリック実践(チキタノ語の「説教」)と異文化間二言語教育の関係について論じたものを公刊することができた。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(11 results)