Project/Area Number |
17J05535
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Human geography
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
佐藤 弘隆 立命館大学, 文学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2017-04-26 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2018: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 祭礼 / 継承システム / デジタルアーカイブ / 町文書・家文書 / 京都 / 都市 / 町文書 / 京都祇園祭 / 山鉾行事 |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年度は、前年度の調査・研究成果をまとめ、博士学位論文「京都祇園祭の山鉾行事の存立システムに関する研究-現代都市における祭礼の継承-」を執筆・提出した。その博士論文では、京都祇園祭の山鉾行事の諸組織・集団の役割・関係性を構造的に捉え、各山鉾の運営を支える人員・資金・場所の確保に果たす地縁共同体の機能を近世から現代まで通時的に明らかにした。そして、現代都市における伝統的な祭礼の継承の在り方を考察した。 博士論文で示された祭礼の継承システムは、全国の祭礼に一般化可能な枠組みとして示された。これは、2017・2018年度に実施した全国各都市の祭礼でのフィールドワークの成果である。 また、今年度では、前年度にデジタルアーカイブした船鉾町文書、鯉山町文書、長江家文書の画像データやメタデータ、翻刻のテキストデータの整備を進めた。さらに、博士論文の提出後には、田中家文書や三条町文書、弓矢町文書のデジタルアーカイブも開始し、同様に各種データ整備を進めた。そして、3月には「京都町文書データベース」を完成させ、今後も拡充させていく予定である。なお、本データベースは現在のところ関係者のみの公開に限定しているが、2019年度での公開を目指している。そして、そのアーカイブ調査のなかで発見した山鉾町の範囲でもある明倫・成徳の両元学区の「警防団地図」をGIS化し、昭和初期の山鉾町の土地所有と居住状況の復原を行った。これによって、当時の山鉾町の借家状況と借家人の祭礼運営への参加の実態を明らかにした。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(12 results)