建物モニタリングに基づく地震被災建物の医療活動継続性の即時判定手法の開発
Project/Area Number |
17J07340
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Building structures/Materials
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
新本 翔太 京都大学, 工学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2017-04-26 – 2020-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2019: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2018: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2017: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 余震ハザード / 経験的グリーン関数法 / キャスター付き医療機器 / フラジリティ関数 / 構造ヘルスモニタリング / 医療機器 / 振動台実験 |
Outline of Annual Research Achievements |
3年目の課題は2年目までの課題の進行状況を踏まえて、(1)医療機器の摩擦計測実験験およびその結果を用いたフラジリティ関数の改良、(2)建物に設置した地震計 による観測記録を余震ハザード推定の精度向上に利用する方法の検討とするというものであった。課題(1)の摩擦計測実験では、キャスター付きの医療機器を模擬した試験体を用いて、摩擦係数に対する床材の違いや医療機器の重量による床の沈み込みの影響を調べた。この結果を用いて医療機器の数値解析モデルを改良し地震応答解析を行った。 課題(2)では、余震を特徴づける物理量と、単一の観測点で記録された地震波のデータの関係を直接定式化することで、観測記録を余震ハザード推定に応用すること目標とし、そのために新たな余震地震動のシミュレーション法を開発した。余震ハザード推定法の研究は次の2つの課題に細分される。(1)半経験的な地震動のシミュレーションを簡易に行う手法の開発、(2)余震シミュレーションの応用により、単一の観測点における余震のハザードの理解を深めること。小課題1では、新しい地震の震源モデルを開発し、そのモデルが観測地震の物理パラメータを有効に推定できること、そして震源モデルを応用した地震動の半経験的なシミュレーションが良い精度を有することを検証した。小課題(2)では、地震動の観測記録を直接利用した地震動の半経験的なシミュレーションを応用して余震の地震動をシミュレートした。この手法では観測地震動を震源の物理パラメータを用いて変換する。そのため観測された余震記録から、仮想的に別のパターンの余震記録を作成できる。モンテカルロ法と半経験的な地震動推定法を組み合わせることで、対象観測点の余震地震動強さの最大値の分布を、確率論的に評価した。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(12 results)