家庭科保育学習における生徒の学びのプロセスの検討-ふれ合い体験学習を中心として-
Project/Area Number |
17J08852
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Home economics/Human life
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Research Fellow |
叶内 茜 東京学芸大学, 連合学校教育学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2017-04-26 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2018: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2017: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | ふれ合い体験 / 中学生 / 幼児 / 家庭科 / 保育学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、幼児とのふれ合い体験を含む中学校家庭科保育学習において、特に「かかわり方」という視点から学習内容と課題を整理するとともに、ふれ合い体験を中心とした場合の保育学習の学びのプロセスを明らかにした。 本年度は、これまでの研究成果を学会誌等で発表するとともに、学校・保育現場へのアウトリーチ活動の一環として、ふれ合い体験事例集『中学校家庭科 中学生と乳幼児のふれ合い体験事例集』を制作した。事例集の制作にあたり、教員経験年数の浅い中学校家庭科教員(以下、若手教員)へのインタビュー調査を行い、若手教員が必要としているふれ合い体験を含む保育学習に関する情報を整理した。調査の結果、若手教員は教師として働き始めた後に保育領域に関する研修等の学習の機会がほとんどなく、授業づくりのための情報源として教科書の指導書やインターネット上で公開されている数少ない指導案を参考にしていることが明らかになった。求めている情報として、ふれ合い体験時の活動の流れの詳細や、幼児と中学生が一緒に活動できる遊びの例、保育学習全体の授業計画、ふれ合い体験の実施手続きに関する情報を求めていた。これらの結果は事例集の内容構成に反映した。また、すでにふれ合い体験の実施経験がある中学校教員や乳幼児側の施設にとっても参考となる事例集になるよう、インターネット上で公開されているふれ合い体験の実践報告を整理し、ふれ合い体験を4つにパターン化(Ⅰ型:乳幼児施設訪問型、Ⅱ型:地域交流拠点訪問型、Ⅲ型:園児来校型、Ⅳ型:親子来校型)するとともに、それぞれの型について実施中学校・実施園(施設)の協力を受け、実際の実践事例を収録した。完成した事例集は、学会で配布し、現場の教職員に活用いただいている。また、令和元年夏にはPDF化した事例集をインターネット上で公開し、より多くの学校、保育現場で活用できるような環境を整えていく。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(12 results)