転写に着目した核内温度分布の生成機構と生理的意義の解明
Project/Area Number |
17J10818
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Cell biology
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
武田 駿介 東京大学, 薬学系研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2017-04-26 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2018: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 生物物理学 / 蛍光イメージング / 生物物理 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は転写による産物であるRNAの観察手法についての検討を行った。COS7細胞内にCy3蛍光標識したGAPDH mRNA標的アンチセンス2'O-methyl RNAプローブをマイクロインジェクション法により導入し、CMOSカメラを接続したスピニングディスク型共焦点顕微鏡法で観察した。なおこの際、プローブの標的配列は前年までの実験で親和性が高いという結果が得られたものを選択した。0.75 μMに調製したプローブを導入した際に、mRNAに結合したプローブ由来と見られる輝点がブラウン運動様に動く様子が観察された。また、Cy3もしくはATTO 647Nで標識した配列の異なるプローブを複数種同時にCOS7細胞に導入し、Cy3由来の蛍光およびATTO 647Nの蛍光を同時にイメージングして観察される輝点が共局在することの確認により、プローブがmRNAに結合していることの確認を行った。この実験の比較として、Cy3標識したプローブの配列をGAPDH mRNA標的のものからCOS7細胞中に存在しないホタルルシフェラーゼmRNAを標的としたものに変更し、同様に2色イメージングを行った。その結果、Cy3では輝点が観察されず、ATTO 647Nでのみ輝点の動く様子が観察された。以上の結果はプローブが配列特異性を持ってGAPDH mRNAと結合していることを示すものであり、親和性の高い配列の選択が1分子レベルの高感度イメージングに有用であることを示した。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)