Project/Area Number |
17J40130
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Japanese literature
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
瓦井 裕子 大阪大学, 文学研究科, 特別研究員(RPD)
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Project Period (FY) |
2017-04-26 – 2020-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 源氏物語 / 源氏物語受容 / 和歌 / 和歌表現 / 源氏取り / 享受史 / 物語享受 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は平安中後期の和歌における『源氏物語』享受に関する研究を行った。具体的には以下の4点である。 1.三条帝中宮藤原妍子の崩御に際した哀傷歌を検討し、妍子周辺の女房たちの哀傷歌における『源氏物語』摂取の方法を紐解いた。成果については、「藤原妍子周辺の女房と『源氏物語』――哀傷歌を通して――」として『詞林』61号に発表した。 2.堀河院の死を悼んで源国信が詠んだ『源中納言懐旧百首』に見られる『源氏物語』摂取と、国信が参照した『源氏物語』の形態を考察した。成果については、「源国信『源中納言懐旧百首』に見える『源氏物語』摂取――「源氏和歌集」参照の可能性――」として『語文』第109輯に発表した。 3.『源氏物語』と深い関係を持ち、先後関係や作者をめぐって諸説が提出されている『為信集』について考察を行った。成果については、「『為信集』の位置づけ――『源氏物語』享受作品として――」と題し、中古文学会関西部会第47回例会にて口頭発表を行った。 4.『源氏物語』の「扇のつま」ということばに注目し、その表現史を追うことで、『源氏物語』の影響を考察した。成果については「「扇のつま」に歌を書きつける――『源氏物語』のことばと広がり――」と題した口頭発表を第285回大阪大学古代中世文学研究会で、「「扇のつま」に歌を書きつける――『大斎院前の御集』の影響と『源氏物語』からの展開――」と題した口頭発表を韓国日本学会 第96回国際学術大会において行った。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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