小学校英語活動においてクラス単位で各児童の英語力を同時評価できるICT教材の開発
Project/Area Number |
17K02959
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Research Field |
Foreign language education
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Research Institution | Kobe Kaisei College |
Principal Investigator |
福智 佳代子 神戸海星女子学院大学, 現代人間学部, 教授 (50469269)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金澤 直志 奈良工業高等専門学校, 一般教科, 教授 (20311061)
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Project Period (FY) |
2017 – 2018
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2019: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2017: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
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Keywords | 小学校英語活動 / デジタルコンテンツ開発 / コミュニケーション力診断RPGゲーム / 言語習得研究 / 小学校英語教育 / 診断テスト / 数値評価 / ICTデジタルコンテンツ / 双方向通信システム |
Outline of Annual Research Achievements |
小学校英語活動において、電子機器を活用し、クラス単位で各生徒の英語力を瞬時に数値評価できるICT教材の開発、及び、すでに開発済みの双方向通信システムに蓄積されたデータの解析に取り組んだ。また、小学校英語教材である3・4年生用教材、“Let's Try”及び、5・6年生用教材、“We Can”の言語材料の分析を行った。 具体的には、iPod TouchやiPadなどを各生徒が持ち、Role Playing Game(RPG)の中の主人公とコミュニケーションを交わす形でクラスの各生徒の英語力を瞬時に数値評価できる診断テストを作成中である。同時に、双方向通信システムにより実証授業で集められ蓄積されたデータから、言語習得上の分析を行った。 研究協力校である美野丘小学校5年生36名と1年生25名が本教材のRPGゲームの正答数と反応速度に相関性がみられるかどうかを検証した結果、5年生では、r=-0.232、1年生はr=-0.212で、いずれの学年にも低い負の相関が認められた。負の相関は相反するものの相関を示している。この検証から、得点の高い児童が短い時間で反応していることが明らかになった(FUKUCHI, KANAZAWA&KANAYAMA, 2017, “DEVELOPMENT OF A SYSTEM TO EVALUATE ENGLISH LISTENING ABILITIES OF PUBLIC ELEMENTARY SCHOOL CHILDREN IN CLASSSIMULTANEOUSLY”ICERI 2017 Spain参照)。これは、言語習得の検証ができたということだけではなく、口頭テストや観察などアナログでのデータ収集に比較すると、双方向通信システムによって、1クラス分のデータ蓄積が、1授業時間時に瞬時にクラス全員のデータが集積され、記録されたということである。Role Playing Game上で展開される診断テストを、音声・画像情報により、児童は未知語や未知表現があっても、あいまいさを受け入れ内容を理解して楽しんでいることが、児童の振り返りカードのアンケート調査の結果からも明らかになった。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)