Project/Area Number |
18300211
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Sports science
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
山崎 昌廣 Hiroshima University, 大学院・総合科学研究科, 教授 (40128327)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柿山 哲治 活水女子大学, 健康生活学部, 准教授 (10255242)
安井 友康 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (00260399)
藤田 紀昭 日本福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (40199344)
寺田 恭子 名古屋短期大学, 現代教養学科, 教授 (20236996)
高橋 和文 金城学院大学, 現代文化学部, 講師 (10434549)
中田 英雄 筑波大学, 人間総合科学研究科, 教授 (80133023)
金山 千広 聖和学園, 短期大学部, 准教授 (10321150)
植木 章三 東北文化学園大学, 社会福祉学部, 教授 (00241802)
下村 雅昭 京都女子大学, 家政学部, 教授 (30216139)
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Project Period (FY) |
2006 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥14,980,000 (Direct Cost: ¥12,700,000、Indirect Cost: ¥2,280,000)
Fiscal Year 2008: ¥5,460,000 (Direct Cost: ¥4,200,000、Indirect Cost: ¥1,260,000)
Fiscal Year 2007: ¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2006: ¥5,100,000 (Direct Cost: ¥5,100,000)
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Keywords | 障害者スポーツ / 体育 / アダプテッド・スポーツ / インクルーシブ教育 / 障害者 / 大学 / 短期大学 / 教養課程 / 専門教育 / 教員養成課程 / 小学校 / 中学校 |
Research Abstract |
本年度の研究目的は,諸外国におけるアダプテッド・スポーツ教育の実態について,初等学校から大学まで調査を行ない,我が国の状況と比較検討することであった。対象とした国はドイツ・カナダ(大学におけるアダプテッド・スポーツ学教員養成課程および学校におけるアダプテッド・スポーツ教育実態)および韓国・台湾・インドネシア(小中学校におけるアダプテッドスポーツ教育の実態)であった。韓国では完全統合教育(インクルーシブ教育)の実現に向けた取り組みは,少しずつ広がっているものの,日本と同様に,地道な活動と制度の理解へ向けた普及活動を推し進めていく必要性があると考えられた。台湾では平成18年度に日本で行なったものと全く同じアンケート調査を体育教師に対して行なった。その結果,小中学校におけるアダプテッド・スポーツ教育はまだ十分ではなく,特にインクルーシブ教育が遅れていることがうかがわれた。ドイツでは教員養成にかかわる大学のアダプテッド体育指導者専門の養成コースについてはそれほど多くはなく、また大学の統合再編が進む中で、特殊教育教員の養成コースが削減される例なども見受けられるなど,アダプテッド・スポーツ関係の教員養成についても改革の影響が進んでいる様子が認められた。カナダでは障害のある子とない子をペアとして組ませ,インクルージョン教育を行なっていた。このアダプテッド・スポーツで培ったペアの関係は、他の授業でも効果的なものとなろう。またこのペアが体育以外のさまざまな授業に出ることにより他の教師に対してもペア・システムの有効性を示すことができると考えられた。
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