C型肝炎ウイルス発現モデル動物を用いたsiRNAによる感染抑制系の開発
Project/Area Number |
18590721
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Gastroenterology
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
大岡 真也 医科歯科大, 医学部附属病院, 助手 (90361691)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂本 直哉 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 寄付講座教員 (10334418)
中川 美奈 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 寄付講座教員 (30401342)
井津井 康浩 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 医員 (20401341)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥4,010,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2007: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | siRNA / 遺伝子導入療法 / HCVレプリコン |
Research Abstract |
本研究において申請者らはC型肝炎ウイルス(HCV)感染に対するRNAi治療の有効性・安全性を検証するため、HCV遺伝子導入マウス、およびHCV感染ヒト肝細胞生者マウスへのshort hairpin RNA(shRNA)発現ベクター導入による、肝組織でのウイルス発現・増殖抑制効果を解析し、以下の結果を得た。 (1)HCVゲノムの異なるgenotype間での増殖抑制効果の検討:異なるgenotypeのHCV(1b,2a)に対するRNAiの効果を確認するため、genotype 2aレプリコンより新たにキメラレポーター(Feo)発現レプリコンを作成し、その効果をgenotype 1b Feoレプリコンと比較・検証を行った。レプリコン発現細胞に、HCV-shRNAを導入したところ、1b,2a同等の効果をもってHCV発現を抑制することを確認した。 (2)HCV遺伝子発現トランスジェニックマウスモデルにおける解析:マウスアルブミンプロモーター下に肝特異的にHCV-5' UTR/β-galの融合遺伝子を発現するHCV5' UTR/β-galマウスを用いて、HCV shRNAおよびコントロールshRNA発現アデノウイルスベクターを眼窩静脈より投与し、肝細胞でのX-gal染色性を比較したところ、HCV-shRNA導入マウスにおいて肝組織X-Gal染色性が低下する所見を得た。Cre/lox-P制御性HCV遺伝子発現マウスにAxCANCreとsiRNA発現アデノウイルスを共感染させマウス肝臓内のHCV構造蛋白発現を定量したところ、HCV-siRNAせ導入することにより肝組織内core蛋白発現が約80%低下した。 今後この結果をもとに、RNAiを応用した、新たな抗HCV治療の実用性と問題点を明確にし、その有効性・実用性について検証を進める。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)