Project/Area Number |
18653118
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Special needs education
|
Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
米谷 淳 Kobe University, 大学教育推進機構, 教授 (70157121)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
棚橋 美代子 京都女子大学, 発達教育学部, 教授 (20113318)
大野 雅樹 京都女子大学, 発達教育学部, 教授 (50194254)
猪崎 弥生 お茶の水女子大学, 大学院・人間文化創成科学研究科, 教授 (00176124)
西 洋子 東洋英和女学院大学, 人間科学部, 教授 (40190863)
|
Project Period (FY) |
2006 – 2007
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
|
Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
|
Keywords | 子育て支援 / チャイルドライフスペシャリスト / ホスピタルプレイスペシャリスト / 保育者養成 / 人形劇 / 子育てサークル / 発達支援 / 児童学 / 保育技能 / 医療保育 / CLS / 絵本 / 児童文化 |
Research Abstract |
平成19年度も昨年度に続き国内外の調査研究と実践的研究の2本柱で、子どもの情緒と社会性の発達支援に関する予備的研究を進めた。小児病棟における子どもの発達支援に取り組む保育士や英国チャイルドプレイスペシャリストやチャイルドライフスペシャリストについて、その現状と教育システムについて、兵庫県立こども病院、浜松大学付属病院、英国キングフォード病院の担当者にインタビューをした。また、日本初のチャイルドプレイスペシャリスト養成コースを立ち上げた静岡県立大学短期大学部のコース責任者や、英国マンチェスター市ボルトンコミュニティカレッジの養成コース責任者と会い、プログラムの詳細と今後の展開について意見交換した。これらの作業を通して、日本の病院に適した保育専門職の養成のためには、さまざまな資格や背景をもって日本の病院の小児病棟に務めている保育者が互いに交流しながら、研究者とともに教育プログラムの研究開発を進め、独自なものをつくりあげていくべきことが示唆された。保育者養成プログラムに関する実践的研究としては、京都女子大学発達教育学部の「保育技能実習」における専門家による人形劇指導と、棚橋ゼミ生を中心とした人形劇団「たんぽぽ」の巡回公演等を観察し、指導者と学生へのインタビューを行った。また、子どもの情緒と社会性の発達支援としての人形劇の意義と可能性を検証するために、専門家(人形劇人)が幼稚園・保育園で公演した人形劇を鑑賞している園児をビデオ撮影して分析した。こうした作業の結果、専門性の高い保育者としての資質を高める上で人形劇の実習と実践が非常に有効であるだけでなく、保育に人形劇を活用することは子どもとのコミュニケーションや子どもの情緒や社会性の発達を促進する上でも有効であることが確かめられた。また、子育てサークルづくりの観察を通して子育て支援の方法、とくに、ファシリテーターの役割を検討した。
|
Report
(2 results)
Research Products
(9 results)